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アンチ・エイジング総合ケア

女性であるかぎり、いくつになっても、エステにコスメ、一生懸命おしゃれをしましょう。最近、外出が面倒になってきた人、家にずっといるからと言っておしゃれをさぼっていませんか。40代、50代ならばエステにいくのも違和感がないかもしれませんが、アンチ・エイジング観点からは是非とも、60代、70代以上の女性にも、どんどんエステやコスメティックサロンにおでかけしてほしいもの。あなたがもしも肩こり症ならば、マッサージを受けるつもりで、軽い気持ちで。テニスやゴルフのあとの筋肉痛にも、ちょっとストレスがたまったかなという時でも、軽い気持ちでエステにどうぞ。独りで行きにくいならば、友達や娘さんを誘って行きましょう。こういうものって、1度敷居をまたいでしまえば、2度目からはなんていうことはありません。出不精だった人も、「エステならばOK」ということになること請け合い、エステに行ったらその後の寄り道コースは、無限の可能性が広がります。

■エステサロンにおける専門治療

エステサロンでは、セルライトといった大腿部にできる脂肪の塊の除去、顔面のエステマッサージといったようにさまざまな療法が試みられています。これらの療法についてもその治療成績を分析してみる必要がありますが、症状に応じて利用すると有効と言えるでしょう。エステには、医療として治療する身体的側面と精神的な癒しという側面があります。心身両面から治療を施すといった医療の原則から考えると、今後アンチ・エイジング医療においても、大切な役割を担っていくでしょう。日本加齢医学研究会としても、エステシャンやコスメティック・アドバイザーの方々に、アンチ・エイジングのための栄養療法・運動療法・サプリメント療法に関する情報を伝授することにより、エステサロンの質的向上のお手伝いをしたいと考えております。

■美容皮膚科・美容外科における専門治療

美容皮膚科・美容外科では、加齢や老化に伴うさまざまな肌の変化に対し、治療を行っています。たとえば、シミとりについては、レーザー療法が中心になっています。皮膚のタルミやシワ取りには、これまで外科的療法が主体でした。最近ではプチ整形といって、からだの組織に成分が近いコラーゲンやヒアルロン酸という物質を皮膚局所に注射して、一定期間シワをのばす簡便な方法がさかんに行われています。筋肉の働きを抑える作用のあるボツリヌス毒素という物質を少量だけ、顔面の表情筋に注入することによって、顔のシワをきれいにする画期的な方法も試みられています。詳細については次回お話いたしますが、美容皮膚科・美容外科における専門治療の方法を紹介したいと思います。

いくらシミやシワをとっても、からだ自体が老化してしまえば、いずれまたシワができてしまいます。「肌はからだの健康状態をうつす鏡」といわれるように、老化が進めばその変化はお肌に現れます。抗加齢医学に基づくアンチ・エイジング療法によって、からだの内側からも最高の健康を保つことにより、手術の効果をできるだけ長持ちさせましょう。

■美容皮膚科・美容外科における専門治療の方法

  • レーザー治療
  • コラーゲン注入療法
  • レチノイン酸療法
  • ヒアルロン酸注入
  • ピーリング療法
  • ボトックス療法
  • フェイスリフト
  • フォトフェイシャル
  • 脂肪注入療法
  • 脂肪吸引

米井 嘉一(よねい よしかず)

米井 嘉一(よねい よしかず)

1958年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒。現在、日本鋼管病院内科・人間ドック脳ドック室長、(株)サウンドハウス産業医。
米井抗加齢研究所所長(http://www.yonei-labo.com/) Anti-Aging Medicine(抗加齢医学)の伝道師としてテレビ、ラジオ、雑誌等で活動中
日本抗加齢医学会HP

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