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美と健康のための生活習慣 その2

美と健康を守る生活習慣の2回目です。せっかく美容外科できれいにした肌をきれいに保つためのちょっとした生活の知恵です。

■お仕事

色々な仕事、職場があり、なかには劣悪な労働条件のところもあるかもしれません。しかしながら、いずれやらなくてはいけない仕事ならば、少しでも楽しくやれるように、努力することが大切です。「どうせ私はこのままずっと…」といったあきらめの気持ち、マイナス思考ではなく、「将来はきっと、ああしてこうして…」「明日はもっとよくしよう」という希望の気持ち、プラス思考を持つことが大切です。

■ストレス

抗加齢医学においては、ストレスは大きな問題です。ストレスによってコルチゾルと呼ばれるホルモンは過剰に分泌され、ストレスによって睡眠の質が低下し、大事な成長ホルモンの分泌が抑えられてしまいます。ストレスにより免疫力、抵抗力は弱まり、病気になりやすくなります。もちろん、ストレスはお肌の美と健康に大きく影響します。せっかく美容外科できれいにした肌をきれいに保つためにも、ストレス対策は万全にしておきたいところです。

古くから、精神的ストレスが胃潰瘍などの様々な病気を引き起こすことが知られていました。精神的なストレスといっても、人それぞれの受け取り方で違ってきます。ある人にとっては耐えがたいものが、別の人にとっては何でもないなんてことはよくあります。結局、ストレスというのは、考え方、感じ方の問題なのです。ストレスに対する抵抗力が弱かったり、ストレスを内にためこんでしまったりするタイプ人は、病気を引き起こしやすい危険があります。

■家

家は、外で受けた心身に対するさまざまなダメージから回復し、そして明日の鋭気を養うための大切な場所です。花や観葉植物などのちょっとした自然はもちろん、アートやカルチャー、ファニチャーとの触れ合いは大切です。そしてあなたの好みや趣味はあなただけのもの、誰にも邪魔されたり、文句を言われる筋合いはありません。キャラクターグッズ、スターやアイドルのおっかけ、ちょっと怪しげなオカルト系など…。むしろどうどうと誇りを持ってください。音楽ファンなら、音楽を目と耳とからだで感じるためのオーディオビジュアル機器を備えましょう。部屋の匂いも大切ですが、巷で売っているスプレータイプや据え置きタイプの芳香剤はおすすめしません。使うとすれば、ポプリか、アロマ・テラピーで用いられる天然の精油(アロマ・オイル)にしましょう。天然の精油ならば、その日のからだの調子や気分に合わせて、お好みのものを1滴使えば十分です。また、職場に近いところを選んで、十分な広さがないときは、余分なものは置かないこと。みんなきれいに捨ててしまいましょう。人生、この先は長いです。まだまだ色々な人や物に出会うでしょうから、本当に大切なものだけを残しておくようにしましょう。

次回は効果的なバスタイムの過ごし方についてお話したいと思います。お楽しみに。

米井 嘉一(よねい よしかず)

米井 嘉一(よねい よしかず)

1958年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒。現在、日本鋼管病院内科・人間ドック脳ドック室長、(株)サウンドハウス産業医。
米井抗加齢研究所所長(http://www.yonei-labo.com/) Anti-Aging Medicine(抗加齢医学)の伝道師としてテレビ、ラジオ、雑誌等で活動中
日本抗加齢医学会HP

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