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美と健康のための生活習慣 その4

■恋

めくるめく恋心、恋による精神の高揚には、副腎より分泌されるDHEAというホルモンが関与しています。しかし、加齢とともにDHEAの分泌は減少し、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌も減ってしまいます。ある程度は自然の摂理かもしれませんが、ここは一発、一大奮起ということで、長らく忘れていた方も、まだまだ現役の方も、おしゃれして素敵な恋をしましょう。せっかく美容外科できれいにした肌をずっときれいに保つためにも有効ですよ。

そうは言っても、「いい男なんてなかなかいない」という嘆きも聞かれます。それだったら、まず手始めにお近くのシネコンに、映画を見にいきましょう。映画は、ストーリーや監督で選ぶのではなく、あくまでもお目当ての男優で選ぶことです。あなた自身がストレスでおちこんでしまった時、お友達に精神的な癒しが必要な時などは、一緒におでかけしましょう。

■セックス

セックスについて考えましょう。恋とセックスは別でしょうか。おそらく答えは人それぞれでしょう。恋とセックスは同じでもよし、別でもよし。現実的には、40代、50代と年齢をかさねるごとに、恋とセックスが別だと考えている人が増えているようです。

それでは60代以降では、どうでしょうか。1990年代の後半に米国ニューヨークのバーナード・スター教授によって、60歳から91歳の男女あわせて800人を対象に性生活に関する調査が行われました。その中で、「セックスが好きだ」と答えた人97%、「若いときのセックスより今の方がいい」と答えた人 75%、「今のセックスに満足している」と答えた人 72%、「セックスが健康によいと考えている」と答えた人80%でした。お国柄の違いがあるとは言え、いくつになってもセックスには強い関心があるようです。

セックスの内容は問題ではありません。セックスの回数、時間、パートナーの数、どうしても他の人のことは気になるかもしれませんが、あくまでもマイペース、マイペース。他人がベッドの上でしていることなんて、どうでもよいのです。

なんといっても、恋もセックスもパートナーがあってこそ成り立つもの。あなたの独りよがりというわけにはいきません。大切なことは、思いやりの気持ちとコミュニケーションです。

■アフターファイブ

アフターファイブの合言葉は、「できるだけ楽しいことをしましょう」ということです。好きなことは一杯やって、嫌いなことは後回しです。時代はアンチ・エイジング、この先まだまだ長いですから、やらなければいけない仕事だって、今すぐやる必要はありません。

アフターファイブは、家族や友人、恋人やパートナーとのコミュニケーションや井戸端会議、自分の好きなアートやミュージック、カルチャーやエデュケーション(習い事・教え事)のために使いましょう。アフターファイブにショッピングというのも一つの手です。

米井 嘉一(よねい よしかず)

米井 嘉一(よねい よしかず)

1958年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒。現在、日本鋼管病院内科・人間ドック脳ドック室長、(株)サウンドハウス産業医。
米井抗加齢研究所所長(http://www.yonei-labo.com/) Anti-Aging Medicine(抗加齢医学)の伝道師としてテレビ、ラジオ、雑誌等で活動中
日本抗加齢医学会HP

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