Daylight Saving Time
アメリカで生活する際に、知っていないと大変なことになるのが『Daylight Saving Time』(サマータイム)です。読んで字のごとく、日が長い春から秋にかけては時計を1時間進め(Spring Forward)、 日が短い秋から冬にかけては時計を1時間戻す(Fall Back)という、太陽の出ている時間帯を有効に利用する目的の制度です。現在、スタートが3月の第2日曜日、エンドが11月の第1日曜日になっています。しかし、切り替わる時間が曲者! 3月は夜中の2:00amに時間を早めて3:00amとし、11月は逆に2:00amになると1:00amに戻されます。11月は時間を戻すので1時間のゆとりができますが、3月は全てのスケジュールが1時間前倒しになるので油断できません ! 我が家では、寝る前に時計を直すことで、翌朝にパニックになるのを防いでいました。
それでは、『Daylight Saving Time』にまつわるhiromiのちょっと恥ずかしい体験談をお話しましょう。それはある3月の土曜日の職場での出来事です。
- hiromi: みんな、明日は『Daylight Saving Time』がスタートするから、時間を間違えないでちゃんと来るのよ !
- スタッフ: OK ! ! !
さて、帰宅してからが大変 ! テレビを見ながら寛いでいるハスバンドを尻目に、せっせと家中の時計を変える作業にとりかかりました。まだ他に時間を変えてない時計が残ってないかしら…と、不安になりながらもなんとか作業終了し、就寝しました。
…が、翌朝「ring, ring, ring」という電話の音で飛び起きました。
- hiromi: ……ハロー ?
- 電話の相手:hiromi ? 今、何時か知ってる ?
- hiromi:えっ ?
電話機に表示されている時間を見て、エッ…エ―――ッ ! ! ! ! 時すでに遅し。出社時間の8時です ! 電話は会社の同僚からでした…。
- 電話の相手:ドーナッツ、よろしくね♪
なぜ寝坊したのか、わからずパニックの私にハスバンドが一言。
- Husband: 目覚まし時計だけ、変えなかったでしょ…。
そうなのです。張り切って家中の時計を変えたのですが、一番肝心の目覚まし時計だけ変えた記憶がないのです。ドーナッツを1ダース買い求め、夜勤の方にはなんとか許してもらいました。
このことがあって以来、3月になると何とも言えない緊張感を覚えるhiromiです。
Rock'n'Roll 好きが高じてアメリカへ渡る。
帰国子女の娘2人とカルチャーギャップに奮闘中 ! ! !