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ナー・ホーク・ハノハノ・アワーズ

6月19日に行われた、ハワイ最大の音楽賞として知られる「ナー・ホークー・ハノハノ・アワーズ」( 以下ナー・ホークー)の受賞セレモニー・イベントに行って来ました。32回目となる今年のナー・ホークーは、シェラトン・ワイキキ・ホテルのボールルームにおいて、太平洋に夕日が沈むころから行われました。まさにハワイ版グラミー賞ともいえる豪華絢爛なこのイベントの模様は、毎年ハワイ全州で生中継されています。ハワイの音楽シーンをリードするレコーディング・アーティストが、一堂に会するこの大イベント。今年は、計26部門のカテゴリーの中から選ばれた受賞者の発表が行われました。発表の合間にはアーティスト達のライブ・ステージもあり、ドレスアップした約1,000人の観衆を前にして行われるのですからその華やかさは大変なものです。

音楽賞には、ハワイアン・ミュージックをはじめ、アイランド・ミュージック、レゲェ、ロック、R&B /ヒップホップ、ジャズ等、各ジャンルの最優秀アルバム賞の他、最優秀男性ボーカリスト賞、最優秀女性ボーカリスト賞、最優秀グループ賞、最優秀新人賞などがあります。 それぞれの部門にノミネートされる条件は2008年1月1日から12月31日までの間にハワイにおいてレコーディングされたものであるということだけです。そして、ハワイアン・ミュージック振興の為に設立されたハワイ・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ( HARA )が受賞候補アルバム/アーティストを選出し、メディア業界の人々で構成されるメンバーの投票で賞が決定され、ナー・ホークーにおいて発表されます。

ハワイのミュージシャンは星の数ほどいますが、一流ミュージシャンへの登竜門ともいえる音楽賞「」というのはハワイ語で「輝かしい星(スター)たち」という意味です。年に一度のこのナー・ホークーのイベントの間中、私をはじめ観客の皆さんは忙しくも嬉しいひと時を過ごしていました。美味しいお食事を頂く合間に、プログラムにノミネートされている中から発表される受賞者をチェックしつつ、受賞者がどこのテーブルからステージに上がるかを目で追い、喜びの笑顔、感激涙に拍手を送りました。また発表の合間に演奏されるミュージシャン達の素晴らしい演奏に耳を傾けながら、会場の外で生中継でインタビューされている受賞者達を撮影するという、ワクワク心躍るイベントの連続でした。

そして最後にはハワイのイベントで必ず行われる事ですが、全受賞者、全出演アーティストがステージ上でハワイ・アロハを歌い、この夜だけのスペシャル・コラボが幕を閉じました。終演後もまた大好きなアーティスト達と一緒に記念写真を撮ることが出来て、言葉、国籍、年齢も関係無く、世界共通の音楽というものの楽しさを心から味わう事が出来た大興奮の一夜でした。

ラストではハワイのミュージシャンがステージに勢揃いし、ハワイ・アロハを歌い上げました。

ナー・ホーク・ハノハノ・アワーズ フィナーレインタビューの様子

ウィナーのクリスタル・トロフィー(右下)

…With Aloha Akemiのちょこっとコーナー

アーティスト:Pali
タイトル:「…With Aloha」

2009 ナー・ホークー・ハノハノ・アワーズで
★アルバム・オブ・ザ・イヤー、
★ソング・オブ・ザ・イヤー、
★アイランド・ミュージック・オブ・ザ・イヤー
の3 部門を受賞したアルバムです。2枚組のCDで、トラディショナルな曲の他に、日本の曲「島唄」も収録されています。

Akemi

Akemi

現在、東京のHalau(Hula の教室) 所属。
レストラン・ポセイドン、Hawaiian Night出演中。

© 日本シティジャーナル編集部