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ハーモニカ

ハーモニカ

先日LIVEの打ち上げでのこと。ハーモニカの話で盛り上がったのですがお客さんの中で「昔のハーモニカは大変だった。ドは吹かないと出ないしレは吸わないと出ない。あんな難しい楽器はないと思ったよ。」えっ?一瞬耳を疑いました。だってハーモニカは吹いても吸っても音が出るもんだし、ましてそんな決まった音を吸うのみ、吹くのみでしか出せないなんて…。「そんなややこしい楽器があるわけない!!」と大激論になったのですが結果はやっぱり存在したと…。その方いわく「こんな吹きにくい楽器を使わせたことによって一人の少年の興味を音楽からそむけてしまった。」とまあ、そんな過激な話ではなくてハーモニカのお話。思えばハーモニカほどいろんなジャンルで使われている楽器も珍しいと思います。ロック、ブルース、カントリ、ジャズ、日本でも童謡など。ある人は迫力があるフレーズも哀愁漂うメロディも手のひらに入るちっぽけな楽器で縦横無尽に繰り出すことが出来、持ち運びにも便利なのは言うまでもなし。

最近では「ゆず」や「山崎まさよし」の影響などで若い人のあいだでもハーモニカをプレイする人が増えています。またご年配の方は若い頃に吹かれた方は多いのではないでしょうか。でも不思議なことにハーモニカって学校ではもう習わないんですよね。今はピアニカやリコーダーが学校では主流ですがポケットに入れて気軽に吹けるハーモニカは子供から大人まで楽しめますし普及率を考えると最も適しているような気もします。(だってリコーダー持っているロックバンドはいないもんね。)

ちなみに写真はクロマチックハープといわれるもの。レバーを動かすことにより12音階出すことが出来ます。その分難易度も高いですが一度その魅力に取り付かれたらはまること間違いなしです。あ、でも歯がないとダメか。虫歯には気をつけましょう。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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