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曲芸弾きの数々

左から何でもスライド弾き(ワインのビン丸ごと)、背面弾き、背中弾き、ハーモニカを縦で吹く

左から何でもスライド弾き(ワインのビン丸ごと)、背面弾き、背中弾き、ハーモニカを縦で吹く

ギターを普通に構えて弾くのではなく、思いもよらぬ弾き方で喝采を集める曲芸のような奏法があります。今回は様々な曲芸弾きをご紹介しましょう。

★背面弾き

ブルースギタリストのTボーン・ウォーカーが元祖。ギターを後頭部に持っていきそのまま弾くというもの。もちろん指が見えないため指板の位置を正確に把握しなければならない。Tボーン・ウォーカーはこれに大また開きの大開脚を加える。ショーには入念なストレッチが必要。

★背中弾き

これはテキサスのギタリスト、スティービー・レイボーンが得意としていた奏法。ギターと右手を背中にもって行く奏法。実は弾きにくいです。

★何でもスライド弾き

スライド奏法は通常金属やガラスのチューブを用いて演奏しますが、日常にあるもので代用しようというもの。ダニー・ガットンはテレビショーでビール瓶でそのまま弾いていました(ビールが泡を吹いていたのはご愛嬌)。日本のブルースギタリスト、TAD三浦氏はなんとパイプ椅子で演奏していました。

★ハーモニカを縦で吹く

ブルースの大御所サニーボーイ・ウィリアムスンの必殺技。かなり古い映像しか残っていないが、よく吹けるもんだと関心します。

まだまだいろんな曲芸弾きがあります。抱腹絶倒の曲芸弾きの数々、どうか引かずに楽しんでください。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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