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響け轟音バグパイプ!! 後編

★バグパイプの歴史と簡単な解説をお願いします。

ローマ帝国の時代には、すでにケルト人がバグパイプを吹いていたと言われています。はっきりとした起源は不明ですが、中近東のほうがイギリスよりも先のようです。バグパイプは空気を吹き込んで袋に貯めたら、それを脇の下を絞める力と、さらに吹き込む空気によって、袋の中の圧力を保ちながら4本のパイプから音を出します。上向きの3本はドローンといい、こちらは低音で一定音を出し続けます。メロディーは下向きのチャンターという1本のみで、これが高い音になります。

音が鳴り続けるので、音階の変わり目でキレを入れるために、装飾音という非常に素早い動きの音を入れます。この音がバグパイプの魅力でもあり、また、テクニックの差が歴然と出る点です。コンテストなどでは、この装飾音が少しでもズレると減点の対象になります。

★バグパイプのお勧めの曲などを教えてください。

「Scotland the brave」「Amaging grace」「The Giasgow City Police Piper」などがお勧めです。

というわけで、イギリスに端を発するバグパイプですが、その歴史や背景は興味深いものがあります。実際に吹かせていただきましたが、最初は力任せという感じでした。一度ぜひこの郷愁ある音にふれてみてはいかがでしょうか?

バグパイプ奏者 加藤健二郎さん

加藤健二郎さん 写真撮影:諸橋博子

カモネギライブ情報

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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