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新しいギターがまた来ました。

1966年製 EPIPHONE WILSHIRE 12弦

悪い虫が騒ぎましたー。またもやギターをゲットしてしまいました。今回はネットオークションで交換という方法で、物は1966年製 EPIPHONE WILSHIRE 12弦という珍品中の珍品。エレキの12弦はこれで2本目。正直ほとんど出番はないんですが、まあこれがコレクター魂でしょうか。本当にいい買い物をした!と喜んでチューニングしていると、やたら弦高が高い。弾きにくいなーと思ってネックを見ているとなんと「おやまぁネックがずれていますよ.(滝口順平風に)」。あっちゃーと思いました。ネットオークションの怖さはここにあります。現品を見ることが出来ないため先方が問題なしと思っても、自分の思い通りのものかわかりません。普通なら「不良品つかまされたー、交換してくれ」ということになるのでしょうが、そもそもWILSHIREの12弦ギターなんて珍しいギターを返品したところで代わりのものがあるわけでなし、修理して使うことにしました。

修理箇所

修理はネックの接着をはがして再度接着しなおすものでちょいと値段と手間がかかりますが仕方がない。12弦ギターはただでさえ弦の数が多く、テンションもきついため弦を張りっぱなしにしておくと、すぐネックが反ってしまいます。人間も同じ姿勢を長時間続けていると体の骨がゆがんでくるものですがギターも同じ。ギター用のストレッチではないですが適度に弦を緩め、湿度と温度のバランスをとることが理想、まるで女性のお肌のようです。

思えばバブルの頃1990年代初頭は円高の影響もあってアメリカ中のギターが日本に集まってくるような時代でした。10数年経て時代も代わり、今ではネットオークションで海を越えてビンテージギターを入手することが出来るようになりました。こうしてネット時代の恩恵に感謝しつつ背伸びをする今日この頃です。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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