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個声を伸ばす。

楽器用のチューナーで正しい音感を身につける練習!!

楽器用のチューナーで正しい音感を身につける練習!!

今、発声練習にはまっております。ライブで歌うことも多いのですが、その歌は完全に自己流。以前一度だけプロの歌手に指導を受けたことがありますが、特に熱心に練習するわけでもありませんでした。

ある夜、昨年録音したライブのテープを聞き返すと、なるほどギターは以前よりは上達していると感じましたが、歌はひどいもので、「自分は下手くそだからこのくらいで」と思ったものの、「練習すれば少しは上手くなるかもしれない、しないよりはまし」と、発声練習をはじめました。

歌の先生に習おうとも思いましたが、インターネットにもたくさん情報があるし、まず自分でやれることに挑戦。腹式呼吸で長くゆっくり息を吐く、チューニングメーターに向かって声を出し音程を保つなどいろいろとやっていました。ある日、同僚が音大出身であることがわかり、発声について尋ねました。すると「加茂さんはずいぶん低い声が響きますね。バスの領域まで声が出る人はあんまりいないですよ。バスを鍛えたほうがいいですね」とアドバイス。

最近のボーカリストで歌が上手いといわれる人の多くは大きい声を高音で張れる人で、自分とは正反対だったため、これは目から鱗の発見。

その夜は一人でピアノに向かいどこまで声が出るか試してみたところ、低いほうから数えると2オクターブまで出ることがわかりました。自分は高い声が出ない、音域が狭いということを悩んでいましたが、自分がこれほど低い声が出るとは思いもよりませんでした。何をするにも自分を知ること、この場合は自分の個性ならぬ個声を見極める事が大切なんだなと痛感しました。

それからは、職場でもみんなで声をよくしようと、毎朝スタッフと発声練習を実施。いい声を時間をかけて作ろうと思います。音楽を始めて20年近くたちますが、まだまだ発見と勉強の連続だと痛感しました。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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