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リズム・ムズムズ・難しい ! ?

音楽を演奏することで一番大切な、3つの要素、それはリズム、メロディー、ハーモニーです。日本語に訳すと律動(リズム)、主旋律(メロディー)、和声(ハーモニー)です。いずれも欠かせないものですが、今回はリズムについて。

インターネットで調べてみると、“リズムとは安定した音の連続の中で繰り返されるパターン”と出てきます。有音と無音、強弱、前後のノリなどいくつかの要素が重なり合って生まれるのがリズムです。そしてこのリズムの感じ方は、音楽性だけではなく、世代、地域など色々な要因があります。

我々はアメリカ現代音楽の影響を受けた「ポピュラーミュージック」を多く聴いているせいか、2拍、4拍の偶数拍で手拍子を打つことに違和感はありません。しかし、同じ音楽を聴いても手拍子を1拍、3拍、つまり頭でしか打てない人もいます。2年前にアゼルバイジャンという国に行って演奏した際、難民の前で演奏しましたが、彼らの手拍子はすべて表でした。アメリカのポピュラー音楽をあまり聴かない彼らにとっては裏で手拍子を取るという感覚そのものがないんだな、と気づいたのは結構後でした。また「ポピュラーミュージック」を中心に聴いている日本の高校生であっても、高校野球の応援ともなると、この1拍、3拍の手拍子になるのは面白いところです。

つまりリズムというのは、その受け方によって様々に変化してしまうのです。“テンポを一定に保つ”というのがリズム感では第一に捉えられますが、そのほかにも音の強弱やノリを正しく理解するなど、リズムは音楽を演奏し、楽しむ上で非常に重要であり、また奥が深いものです。メトロノームを用いて正確なビートを聞きながら練習する。この積み重ねがリズム感を良くする、唯一の方法です。音楽を演奏する上でリズムは非常に重要な要素で、リズム感がいいことはスポーツ、ダンスその他、様々な場面に活かすことも可能です。楽器を持たない日常からリズムを意識して生活することは大事だなと思う今日この頃、カラオケボックスに行った暁には一心不乱にタンバリンを振るのです !

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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