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手ニスは、足ニス!?

いくら腕に自信があってもボールの飛んでくる場所に行かなければ打ち返せません。テニスをやったことのある人は分かると思いますが、テニスをしたあくる日、筋肉痛になるのは、決まって足のなのです。テニスはラケットを振り回すスポーツとイメージする人が多いと思いますが、悲しいことに実際はラケットを振っている時間よりもコートを走り回っているほうが多くなります。だから手ニスではなく、足ニスなのです。「もう疲れた。走りたくないっ」と思っていながらもボールが飛んでくるとつい必死に追いかけてしまうのです。(まるでフリスビーを追う犬のように)これも動物の本能なのでしょうか?しかし、その苦労が報われた時(走り回った末にナイスショットが決まった時)の快感は、たまらないものがあります。こうしてテニスにはまって行くのです。

そして行く末は「テニス病」。症状は、簡単。テニスが楽しくてしょうがない。頭の中は朝から晩までテニス。夢の中でもテニス。まさにテニスが恋人。私の周りにも居ますが彼も週末のテニスを生きがいにしているといった感じで、まだまだ熱が冷める気配はありません。たまの休みも専らテニスで家族からは、白い目で見られてしまう。でもそんな人結構多いんじゃないでしょうか?

そんなご主人様を持つ奥様にお願いです。数少ない楽しみのひとつじゃないですか。健康にも良い。どうか彼らからテニスを奪わないでください。そして間違っても「私とテニス、どっちが大事なの?」なんてヤボなことは聞かないでください。それよりも皆で仲良く「テニス病」にかかってしまいましょう。

(文:坂井 勝憲)

© 日本シティジャーナル編集部