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ミュージシャンに欠かせないストレッチ

左手首 右手首
左手首 右手首

ミュージシャンというのは、体の局部を酷使する傾向にあります。私はギタリストということもあり、慢性的な腱鞘炎、体質的に肩や首のこりがあります。また左肩にストラップをかけて演奏するため、右肩がやや下がっており、体のねじれもあります。こうした悩みを持つ方は結構多く、もともと運動なんか好きな人たちではないので、このままでは悪くなる一方ですが、こうしたことは定期的にストレッチをすることで解消できます。またボーカリストに聞くと、プロになればなるほど演奏前のストレッチを欠かさず、本番の数時間前には十分体をほぐしてからステージに臨むといいます。

ストレッチは全身がほぐれるものであれば、一般的なもので十分効果があります。リラックスできるだけでなく姿勢の矯正ができれば、発声にも影響が出てきます。ギタリストの場合は局部的な炎症を防ぐ効果がありますし、ドラマーの場合は体を酷使する分、肉離れなどの予防になります。またギタリストやピアニストの場合、ストレッチで指をよくほぐして柔らかくすることはそのまま奏法にかかわってきます。ギターやピアノは指が長い方がいいと思われがちですが、それよりも指の柔らかさ、指の開き具合の方が重要です。同様に、腕や肩もできるだけほぐれた状態が好ましいです。これは音楽に限らず、スポーツや日常生活にもいえることです。お風呂上りのストレッチは健康にいいだけでなく、音楽生活にも欠かせないものです。バンド活動をしている方はもちろん、趣味でカラオケなどを歌われる方もぜひ試してみて下さい。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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