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概要

vol_152

2014年(平成26年)6月21日発行第152刊毎月第3土曜日発行購読無料未開発の土地が広がる下総松崎の駅前ることで、アジア最大のアート国際空港を目指すというランドアートプロジェクトです。「ふわりの森」が注目されている理由は成田の特色、景観を活かすだけでなく、2020年までに成田で国際展を開催することを企画しているからです。これまで成田を素通りしてきた多くのツーリストを成田市に集客できる大きな可能性を秘めていることに注目が集まります。その延長線として、下総松崎駅前に「ふわりの森空中美術館」と、アイススケートを楽しめる「成田アイスアリーナ」を併設し、国際感覚のステータスに相応しい新しい街の姿を下総松崎から発信していきます。この空中美術館は、リンクの屋上部分の床面が反射板で作られ、美術館側、すなわち屋上に上ると、下総松崎上空そのものが切り取られたように空が映り込み、国際空港を持つ成田の空にこの地域で創造されたアート作品が並びます。そして、美術館の真下では、アイススケートを楽しむ住民の姿が浮かびあがって浮かび上がってきます。このような地域の景観を感じることができる設計が実現するならば、成田の上空を飛ぶ飛行機が映り込んだり、自然の空を体感できる類のないスペースとになります。無論、屋上部分には空中美術館と呼ぶにふさわしい相応しい多くの展示が予定されています。将来的には駅から徒歩10分圏内にインドアテニスクラブも創設し、更には印旛沼周辺を行き来できるサイクリングロードも視野に入れることが望まれます。こうしてスポーツとアートが融合しながら、エアポート構想で掲げるスポーツ振興を、アートプロジェクトと共に発展させ、地域の活性化に貢献することが、私たちの願いです。2020年までに、成田空港を訪れた旅行者がまず、地元成田を訪れたくなるような話題を提供できる街造り街づくりを実現したいものです。田園風景のある素朴な日本の姿を空港近隣でも体感できる癒しの場所が成田にはあります。そこに国際的な舞台でアスリートに求められる「技術」と「感性」を育てることが出来るようなスポーツとアートの空間が共存するならば、正に一石二鳥です。自然の中で育まれる「SPORTS+ART」のコラボという世界的にも珍しい施設を、下総松崎駅前に誕生させることにより、スポーツ振興の発展を担いながら、成田市のステータス向上に大きく貢献し、2020年の東京オリンピックに向けて、大切な役割を果たすことができるのではないでしょうか。下総松崎駅前の開発がキーポイント世界に開かれた成田を創出するには、周辺環境の整備がキーポイントになります。これまで成田市の観光と言えば、成田山新勝寺がPRの大半でした。また、海外から訪れる多くの旅行者は、一旦成田に到着した後、地元をバイパスしてそのまま都心へ向かうことが大半です。成田には人を魅了する多くのツーリストスポットがあるにも関わらず、素通りされているのです。この状況を改善するため、新たなる観光スポットと点在する文化財、観光、企業、地域を結び付ける概念が必要となり、その為にも、魅力ある街づくりの創生が不可欠です。JR成田駅を成田線経由で上野方面に向かうと、次の駅が下総松崎駅です。成田市内に位置し、空港からもアクセスしやすいことから注目に値します。成田線オートキャンプ場や釣りも楽しめる市民の憩いの場「坂田ヶ池公園」は意外にも単線であり、線路沿いの風景は極めてローカルで素朴です。下総松崎周辺には田園が広がり、近隣には印旛沼もあることから、自然環境に恵まれています。また、天気の良い日は富士山を眺めることもできます。その下総松崎の駅前には、今日でも未開発の空き地が広がっています。JR成田駅から1つ目という近距離にあるにも関わらず、これまで市街化調整区域に指定されてきたため、何ら開発が手がけられずに放置されてきたのです。この抑制がむしろ功を奏しのでしょう。自然に囲まれた地域のなかで、昔のあり様がそのまま残されている数少ないJR駅の1つとして、貴重な存在と言えます。下総松崎駅に注目する理由として、まず、駅前周辺が未開発であることから街を興し易く、いかなるプロジェクトでも、行政の協力さえあればすぐに手掛けることができることが挙げられます。地域一帯は更地が多いだけに、解体の必要もないのです。実際問題としては、上下水道さえもJR駅にはなく、今日でも井戸水が汲み出されています。それだけに開発のしがいがあると、むしろ前向きに捉えることができます。また、成田から電車で一駅、空港から車で20分たらずという優れた立地条件にも注目です。海外からは無論、都心からもアクセスしやすく、更にJ R駅前に広大な空き地が残されているという地の利は、もはや無視できません。下総松崎の発展が、成田市の今後を占うと言っても過言ではなく、「エアポート都市構想」を具現化する為の布石の1つとなるに違いありません。下総松崎駅の近隣には、房総のむらと、オートキャンプ場を兼ね備えた坂田ヶ池公園が存在します。また、駅から徒歩15分の場所には、Trip&Advisorにより全国トップ20に選ばれた日帰り温泉施設「大和の湯」も名を連ねます。「エアポート都市構想」の公表を機に、下総松崎駅前が開発され、近隣に新しいアトラクションとなる施設が地域に密着した形で造成され、既存のツーリストスポットと融合して相乗効果をもたらすことでできるならば、「エアポート都市計画」の実現に大きなプラスファクターとなるでしょう。今こそ、下総松崎駅周辺のエリアをスポーツと文化、自然が融合する「国際文化都市」と位置付け、「エアポート都市構想」に準じた役割を果たすべく、開発を始める時です。これまで野放しにされていた下総松崎駅前が、東京オリンピックに向けて生まれ変わる時が到来したのです。国内最大の国際空港から一番近い日本を感じることが出来る成田市の大きな目玉地区として、新しい-2-東京からでも日帰りで楽しめるリゾート温泉施設「大和の湯」観光PRにもなることでしょう。成田山新勝寺を訪れたら、次に成田の隣の駅、下総松崎にも行き、自然に恵まれた環境の中でスポーツを楽しみ、時には体を癒し、また、国際的なアート作品と成田の景観を楽しむことが常道化することは、もはや夢ではありません。下総松崎は、房総のむらやオートキャンプ場、天然温泉施設だけでなく、駅前のエアーパークと新しいスポーツ施設にも恵まれることにより、エアーポート都市の一部として、成田市の発展に大きく貢献することができるのです。そして近隣の坂田ヶ池公園や文化施設には電車で訪れる人も増え、近隣施設利用の活性化にも繋がることでしょう。下総松崎が文化芸術と創造活動の場となり、エアポート構想の基軸の1つであるスポーツ振興と共に、海外への発信拠点となることなど、一昔前は想像もつかなったことです。今、その芸術とスポーツのコラボが息吹き始めました。本稿で提言されているプロジェクトが早急に立ち上り、そこから創生される施設やインフラの改善が地元を盛り上げていくきっかけとなり、2020年までに国際的にも認知されるようになれば幸いです。これからの時代、成田を目的地とした旅行プランを組み、成田に滞在しながら、成田を楽しむことも、求められるようになるでしょう。それがもはや夢ではなく、現実になろうとしています。アイススケートリンクの設立「エアポート都市構想」に基づいて成田市を衣替えしていく最中、2020年に向けて成田のイメージアップを実現する為の具体策の1つが、アイススケーリンクの設立です。ソチ冬季オリンピックで金メダルを取った羽生結弦選手が記者会見で懇願したように、スケート大国として名高い日本は、肝心なアイススケートリンクの数が決定的に不足しているという危機的な状況に陥っています。冬季五輪効果もあり、高い人気を誇るアイススケートですが、西日本に至っては、スケートを通年楽しめるリンクが四国、九州には皆無であり、近畿山陽を合わせても数える程しかありません。また、関東地区では千葉県にはアクアリンク千葉の1カ所のみ、東京23区内でも3つのリンクしか存在しません。東京都内では、行政が運営するリンクとして江戸川スポーツランドだけが唯一の区営リンクとして知られています。1982年、スケートリンクがほしい、という子供達の声を聞き、江戸川区長が建設を決定しました。そしてオリンピックの開催された2014年3月には、1カ月間で2万2千人もの来場者が訪れました。人口密度の違う成田では、一般来場者数はそれほど多くは期待できませんが、スケート大国として世界に名乗りを上げている日本にある数少ないリンクの1つとして、貴重な存在となることに違いありません。また、多くの子供達が通うことからアイススケートリンクは電車の駅前に設立することが最も望ましく、アクセスが重要視されます。下総松崎は都心からは遠いものの、JR下総松崎駅前にリンクを建設することが可能であり、立地条件に恵まれています。国際空港の近くでオリンピック選手が育成され、トップレベルのスケート選手も利用するようなリンクが完成するのは、もはや夢ではありません。このアイススケートリンクの構想には、国内のアイスホッケーチームをコーチするプロのコーチがスクールを開催しながら、子供から大人までアイススケートに親しむことができるよう、その指導や普及に協力することが視野に入っています。その建物内には、国際規格に則ったアイススケートリンクがあるだけでなく、カフェやリラクゼーション施設、そして建物の屋上には、ふわりの森の公園、空中美術館が広がります。フィギュアスケー体験型の博物館「房総のむら」