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vol. 158方五湖西岸を結ぶ線に注目です。そのレイライン上に若宮神社があります。また、三方五湖の西方、同緯度の場所に元伊勢の御巡幸に含まれた真名井神社があります。よって、このレイラインと三方五湖を通る緯度線をもって、甲可日雲宮(若宮神社)と吉佐宮(真名井神社)までが見事に紐付けられることになります。さらに三方五湖と石上神宮を結ぶ経度線の南方には、石鎚山と富士山を結ぶレイライン上に存在する石上神宮も存在し、経度線と見事に交差しています。その経度線の南方には、古代において船旅の指標となった紀伊大島があることも注目点の一つです。伊雑宮も極めて重要なレイラインの拠点であり、六甲山と出雲大社を結ぶ線を構成することから、更に多くの聖地との関連性が見いだされます。中でも六甲山は、吉佐宮と呼ばれた真名井神社(籠神社)と剣山を結ぶレイライン上に存在することから、若宮神社も六甲山を介して剣山とも地の力で結ばれることになります。元伊勢に関わる遷座地の大半がレイラインを介して四国剣山と結ばれていることには、後述するとおり、大切な意味が含まれています。若宮神社を通る4本目のレイラインが、諏訪湖南方の守屋山の麓、諏訪大社前宮と九州日向に比定される一つの候補地である宮崎市の北、一ツ瀬川の河口付近を結ぶ線です。諏訪大社の重要性は前述したとおりであり、ヒラバイ山と神籬石を結ぶレイライン上にあることから、神籬石を介して多くの聖地や列島内の大事な拠点と紐付けられ、地の力を共有することになります。こうして複数のレイラインを介して多くの拠点と関連付けられた若宮神社は、石鎚山や三輪山、剣山、六甲山などの聖山だけでなく、国生みの原点に関わる宗像大社や諏訪大社とも紐付けられ、これらの地の力を余すことなく吸収することになります若宮神社の2kmほど南方には、もうひとつの比定地として知られる三上六所神社があります。その位置は熱田神宮と淡路島の石上神社を結ぶライン上に見出されることから、神宝を奉る大切なメッセージを念頭に、建立された神社であったと想定されます。しかしながら熱田神宮が建立された年代からして三上六所神社の建立時期は、若宮神社の時代以降であると考えられ、元伊勢の選択肢にはなりえないことがわかります。いずれにしても若宮神社の地域一帯は、古代の社会において重要な聖地とみなされていたことに違いはありません。上乗寺(神明社)のレイライン甲可日雲宮の比定地候補として、もう一つの有力な候補が、三雲駅近くの上乗寺です。日雲神社、日雲宮とも呼ばれる上乗寺の名前は、他にも複数あります。古くは雲野山天号寺、その後、17世紀に観音山上乗寺と改められ、境内の地は神明宮であることから、元来は神明社とも呼ばれていたようです。「皇大神宮史」には日雲宮の比定地が、「一説に三雲村」と記されていることから、元伊勢のひとつである可能性があります。社殿には、「伊勢両皇大神宮日雲大明神」と書かれ一戸建ての家のような上乗寺甲可日雲宮のレイライン(上乗寺)宗像大社(中津宮)た名札が正面に飾られています。地名が三諸山と八雲山を彷彿とさせる三雲村という名前であり、「近江名跡案内記」や「大日本地名辞書」によると、三雲村は元来、日雲と言われ、それが訛って三雲になったと説明されています。すぐそばには群行祓所であった斎神社があることからしても、古代では重要な拠点であったことに違いはありません。伊勢両皇大神宮日雲大明神と書かれた名札上乗寺のレイラインは、交差する3本の基本線から成り立っています。まず、伊弉冉命を祀る花窟神社と同緯度にあることに注目です。これは明らかに国生みの働きに結び付けて上乗寺の場所が当初、厳選されたからに他なりません。その垂直に伸びるレイラインに交差するもう一つのレイラインが、紀伊大島と熊野那智大社を結ぶ線です。古代、紀伊大島の基点は島の東岸にあったと推定され、そこと熊野那智大社を結ぶと、上乗寺をぴたりと通り抜けます。これら2本のレイライ剣山三輪山熊野那智大社紀伊大島ンにより、上乗寺の場所は特定することができたのです。熊野権現と花窟神社に紐付けられていることから、上乗寺が建立された理由は、国生みの働きに関与していたと想定され、その歴史は大変古いものかもしれません。また、若宮神社のレイラインと同じ富士山頂と宗像大社中津宮を結ぶレイラインも上乗寺の近郊、2km前後離れた地点を通り、このレイラインも上乗寺の存在に関与していた可能性があります。しかしながら若宮神社と異なり、レイラインでの確実な繋がりが、熊野那智大社と花窟神社に偏っていることからして、建立の目的は元伊勢ではなく、むしろ熊野に纏わる黄泉の世界からの禊祓や、墓地に関連する働きが主だったのではないかと考えられます。甲可日雲宮の比定地とは甲可日雲宮(上乗寺)花窟神社選択肢があまりに多いため、比定地を特定することが困難と言われてきたのが、甲可日雲宮です。しかしながら、レイラインの検証から察するに、若宮神社の地こそ、抜きんでた候補地であることがわかります。具体的な理由として、まず、レイラインの精度が高く、拠点同守屋山富士山士を結ぶ一直線上に若宮神社が位置することが挙げられます。遠隔地を結ぶレイラインだけに、通常は数km程の誤差が生じることが多いものですが、若宮神社のレイラインは、例えば、石鎚山と淡路島の神籬石を結ぶ線や、富士山頂と宗像大社中津宮を結ぶ線のように、全て一直線上にぴたりと並びます。また、若宮神社を通るレイラインの数が4本と多いことも重要な理由です。それだけ多くの拠点と地の力を共有することになり、若宮神社周辺の地域がレイラインの中心地として大切な場所であったことを地図上で検証することができます。さらに、レイライン上の繋がりを持つ拠点のほとんどが、元伊勢のモチーフにちなんだ天孫降臨や神宝に関わる由緒を持つ日本の古代聖地であり、諏訪大社や宗像大社だけでなく、富士山や石鎚山など多くの聖山も名前を連ねていることに注目です。レイラインの検証から、これまで閉ざされていた古代史のページが、新たに開かれてきます。(文・中島尚彦)引き続き、他の元伊勢御巡幸地のレイラインについても、http://www.historyjp.com/で紹介しています。是非、ご覧下さい。全2色ブラック/アイボリーソフトレザー(ポリウレタン)くつろぎのひと時を過ごすリクライニングチェア特集10段階レバー調整10段階レバー調整白を基調としたチェアでお部屋をスッキリ演出RC33\32,800(税込\35,424)全2色ブラック/カーキ本革(裏面:塩ビレザー)●幅76.5×高さ87-102×奥行き88-118cm*360度回転機能*ヘッドレスト調整RC35\33,800(税込\36,504)無段階調整式全2色ブラック/カーキ本革(裏面:PVCレザー)●幅82×高さ88-100×奥行き90-114cm*360度回転機能*ヘッドレスト調整無段階調整式RC37\34,800(税込\37,584)この他、多数商品を取り揃えております。お得なセール情報も満載!是非ファニチャーハウスのWEBサイトをご覧ください。携帯電話からはコチラ!全2色ブラック/カーキ本革(裏面:PVCレザー)●幅81.5×高さ78-96×奥行き80-125cm*360度回転機能*ヘッドレスト調整www.furniturehouse.co.jp全身を包み込む柔らかな張り地RC2210段階レバー調整\23,800(税込\25,704)●幅80×高さ94.5-106.5×奥行き約79-110cm*360度回転機能*サイドテーブル付モダンデザインが人気さらっとしたソフトレザー仕様RC27\23,800(税込\25,704)●幅80×高さ87-99.5×奥行き83-112cm*360度回転機能*ヘッドレスト調整-3-全2色ダークブラウン/ホワイトソフトレザー(ポリウレタン)〒286-0825千葉県成田市新泉14-3ご注文・お問合せは、WEBサイト・電話・ファックスからwww.furniturehouse.co.jp※ショールームは現在準備中です。何卒、ご了承ください。TEL:0476-24-5111FAX:0476-24-5112営業時間平日10:00~19:00土曜12:00~17:00送料・お支払い方法・発送時期などについては、お問い合わせください。お客様のご都合によるキャンセル・返品は承っておりません。※掲載している価格は2014年12月現在のものです。最新の価格はファニチャーハウスWEBサイトにてご確認ください。