ブックタイトル日本シティジャーナル vol.163
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日本シティジャーナル vol.163
vol. 163藤方片樋宮のレイライン(加良比乃神社)鹿島神宮飯野高宮のレイライン(神山神社)富士山伊弉諾神宮石上神宮長谷寺加良比乃神社金刀比羅宮岩上神社濱宮大神神社金剛山忍山神社加良比乃神社神神島山神社石鎚山剣山神倉山紀伊大島剣山られていることを、このレイラインは象徴しています。片樋宮の石碑が立つ加良比乃神社加良比乃神社と淡路島の伊弉諾神宮を結ぶ線も、驚異的な精度を示しています。そのレイラインは、石上神宮の真上を通り抜けているのです。この2社も神宝剣と深く関わりを持っていることから、この2本のレイラインをもって、加良比乃神社が四国の霊山ある剣山だけでなく、鹿島神宮、石上神宮、そして伊弉諾神宮とも結び付けられていたことがわかります。3本目のレイラインは石鎚山と与喜天満神社に隣接する長谷山口坐神社を結ぶものであり、この線が加良比乃神社を通り抜けています。長谷山口坐神社は伊豆加志本宮の比定地として挙げられている一社であり、初瀬川沿いに建立された著名な式内社です。祭神は元来、大山祗神でしたが、倭姫命の御巡幸を機に天照大神と深い縁を持つ手力雄神も祀られるようになりました。西日本最高峰と伊豆加志本宮の由緒を持つ長谷山口坐神社が加良比乃神社と一直線上に並ぶことの背景には、これら祭神の相互関係が秘められているように思えます。最後に神倉山と紀伊大島を結ぶ線もレイライン候補の一つとして挙げておきましょう。紀伊大島は紀伊半島の最南端に位置するだけに、特にその島の東部はレイラインの指標として、古代では頻繁に用いられていました。新宮はもとより、熊野からも船で沖へ10kmほど船出するだけで、紀伊大島の東端を遠くに眺めることができたのです。その紀伊大島と神倉山を結ぶと、加良比乃神社を通り抜けています。これらのレイラインを振り返ることにより、加良比乃神社の御巡幸地がいかにして見出されたか、その見識を理解することができるだけでなく、古代社会における識者のこだわりと労苦を察するに余りあります。カリフォルニアのおいしい水アクアヴィル2ケース税・送料込フィットネスハウス2ケースセット!計48本2,180円※※一部離島を除く?携帯でのご注文はこちらTEL加良比乃神社500mlボトル24本入0476-89-3111本殿飯野高宮(神山神社)のレイライン倭姫命の御一行は、天皇の詔に従って阿射加神社を建立した後、阿佐加乃藤方片樋宮と呼ばれた加良比乃神社を出発し、船に乗って伊勢湾沿いを南下しました。そして櫛田川の河口に達した後、そこから川を上り、飯野高宮へと向かったのです。倭姫命世記の飯野高宮の項には、船に乗った際に魚が自然に集まり出でて、それを見た倭姫命が、たいそう喜ばれたことが記録されています。そして10kmほど、櫛田川沿いを南方向に進むと標高100m少々の小高い神山(こうやま)が見えてきます。その山麓と川の間に飯野高宮は造営されたのです。飯野高宮の比定地は、松坂市山添町神山に建立された神山神社であるというのが定説です。境内の中間をJR紀勢線が横切り、多少の違和感を覚えますが、背後に神山を控えるだけに、石段を上りつめた後に広がる境内は美しく、その奥には神明造りの社殿が建てられています。祭神は猿田彦命、天鈿女命(あめのうずめ)であり、由緒によればこれら祭神の子孫により、倭姫命は天照大神を遷す目的地へと案内されることになります。神山神社倭姫命世記には「遂に五十鈴宮に向かうことを得たまへり」と書かれているとおり、飯野高宮へ遷座したことを機に、最終目的地である五十鈴宮の場所を定める準備が一気に進むことになります。そして飯野高宮に4年滞在した後、6か所の元伊勢を短期間に渡り巡り、五十鈴宮の皇大神宮に到達することになります。神山神社も複数のレイラインが交差する地点に見出されています。まず、直前の御巡幸地として滞在した布気神社(忍山神社・奈其波志忍山宮)と加良比乃神社(藤方片樋宮)を直線で結び、南方に伸ばします。次に、三輪山の麓に建立され、御室嶺上宮の比定地としても知られる大神神社と同緯度の線を引きます。この2本の線が交差する地点に神山神社が存在します。また、元伊勢のひとつである奈久佐浜宮として知られ、日前神宮の元摂社であり、豊鋤入姫御巡幸の際には神宝が祀られた濱宮(濱宮神社)と剣山を結ぶと、その線も神山神社を通りぬけています。さらに香川の金刀比羅宮と、古代から山岳信仰の聖地として名高い金剛山の頂上を結ぶレイラインも、神山神社の境内を通り抜けているのです。これらのレイラインは決して偶然ではなく、意図的に結ばれた指標同士の繋がりであることがわかります。(文・中島尚彦)引き続き、他の元伊勢御巡幸地のレイラインについても、Ahttp://www.historyjp.com/で紹介しています。是非、ご覧下さい。天然温泉のフロント受付スタッフ募集[業務]静かな温泉施設、フロントでの受付業務[資格]車通勤可(大駐車場完備)、未経験者も歓迎[時間]平日16:00?22:00主婦・学生歓迎。週3日、1日3時間以上で応相談。[給与]時給900円※正社員登用制度あり[待遇]社保完備、従業員家族を当館へ無料優待[応募]下記へ電話連絡の上、履歴書を持参ください同時募集中《マネージャー候補》店舗運営管理、スタッフの指導など、幅広い業務に携わって頂きます。《クリーンスタッフ》施設内の清掃、アメニティの補充。7:00~22:30(週3日、3時間以上)参道入り口式内社忍山神社の境内神山神社の本殿0476-28-8111お問合せ〒286-0841千葉県成田市大竹1630 e-mail:info@yamatonoyu.com(担当:採用係)WEBサイト案内日本シティジャーナルをご覧いただきありがとうございます。本紙のバックナンバーはWEBサイトにてすべてご覧頂けます。連載中の歴史に関するコラムは最新情報に随時更新してスペシャルサイト「日本とユダヤのハーモニー」にまとめてあります。ご意見・ご要望等をお待ちしております、FAXやホームページからお寄せ下さい。日本シティジャーナル:http://www.nihoncity.com/日本とユダヤのハーモニー:http://www.historyjp.com/編集後記-3-2015年5月、私たちは地殻変動と火山爆発の危険にさらされています。昨今のチリ、インドネシアのスマトラ島や、アイスランドの火山爆発を振り返ってみても、世界各地で火山活動が活発化しています。そして世界の活火山のおよそ7%を抱える日本でも、火山性の地震が急増し、大規模な噴火の危険性が指摘されているのです。世界遺産となった富士山もいつしか噴火し、その雄姿を変えてしまうのでしょうか。情報収集をきちんとして、避難対策だけはしっかりと行っておきたいものです。NCJ編集長中島尚彦1957年東京生まれ。14歳で米国に単身テニス留学。ウォートンビジネススクール卒業後、ロスアンジェルスにて不動産デベロッパーとして起業、ビジネス最前線で活躍する。1990年に帰国後、成田にサウンドハウスを立ち上げる。現在ハウスホールディングス代表、日本シティジャーナル編集長を兼務。趣味はアイスホッケーと読書、ここ数年は「日本とユダヤのハーモニー」の執筆に勤しむ。