ブックタイトル日本シティジャーナル vol.181
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日本シティジャーナル vol.181
2017年(平成29年)9月30日発行第181刊毎月第3土曜日発行購読無料不安が脳裏を横切ります。平日であったことから、すぐに山形県鶴岡市の役所に電話して月山への道のりを聞くも、なかなか答えをもらうことができずに、焦りがつのります。最終的に道路課の方と話をさせて頂き、とにかく月山スキー場への道へと迂回するのが一番確実であることを教えてもらいました。スキー上のリフトもまだ動いている、というのです。30分ほどの時間ロスはあったでしょうか、その後、月山のスキー場に到着した時、時計は既に12時半を回っていました。空港へ出発するカウントダウンまで、残り5時間少々です。登山にはサプライズがつきものです。6月初旬の月山は、正にその象徴と言えるでしょう。想定外だったことに、まだ、月山はスキーシーズンの真っただ中でした。当日も多くのスキーヤーが平日だというのに、スノボやスキーをゲレンデにて楽しんでいたのです。思いもよらず、雪が積もっている月山の姿と多くのスキーヤーを目の当たりにし、準備不足の自分にあきれ返ってしまいました。自らの姿を振り返ると、短パンとシャツ1枚、ランニング用のベストという軽装です。しかも最悪なことに足首下までのトレッキングシューズしか履いておらず、小さいリュックにはウインドブレーカー1着しか入っていません。そんな夏山トレッキング姿の自分が、ひとり手ぶらで月山のスキー場に立っていたのです。当日は眩しいほどの快晴。直射日光が白銀の世界を照らし、紫外線がとてもきつい状況であることは間違いありません。よって目の日焼けを防ぐために、スキーロッジの売店でサングラスを買おうとしたのですが、在庫がありません。果たしてサングラスもかけずに薄着の服装、トレッキングシューズのみでスキーリフトに乗り、カンカン照りの太陽の下、白銀の世界を月山頂上まで一人で歩いて行き、時間内に戻ってくることができるのでしょうか。無謀な雪山登山を決断する!もう2度と訪れることができないかもしれない月山。その山の雄姿を目の前にして、服装が夏物だとか、サングラスや手袋がないから、というような理由で、あっさりと登頂をあきらめられるものでしょうか。せっかくここまで来たのだから、とにかくリフトに乗り、終点付近の様子を自分の目で確かめてから決断しようと自分に言い聞かせ、片道のリフト券を買いました。月山のスキーリフトは上りのみの搭乗と決められており、下りは人が乗ることができないのです。「スキーを持ってない場合、歩いて雪山を下ることになりますよ。。。」と忠告を受けましたが、覚悟を決め、下山は最後まで歩くことにしました。スキーヤーと共に上ってきた月山リフト上駅リフトに乗る人はみな、スキーかスノボを履いている中、自分一人だけが歩いてリフトに乗るというのは初めての体験です。そしていったんリフトに乗って白銀の世界の中に放り込まれ、リフトが山の尾根づたいを登り始めると、真っ白な雪山が反射する太陽光の紫外線はあまりに眩しく、目を害さないかと心配がつのります。無論、目は開けたままにはできないので、薄目で周囲を見る程度に目をつぶることに努めました。自らの足跡だけが残る寂しい雪山やっとリフトの終点に到着するも、スキーなしでリフトから降り、雪の上を歩くことに不安を感じましたが、かろうじて小走りにスロープを歩いて下りることができました。そして周囲を見渡すと、青空の下、あたりは一面白銀の世界です。ところが月山の頂上らしき山の頂がどこにも見えないのです。そこで、リフトで働いているスタッフの方に声をかけ、「月山の頂上はどこですか?」と聞いてみると、彼はじーっ、と私の姿を見ながら、「その恰好で行くの?」「トレッキングポールは?」と首をかしげながら聞いてきました。もう後には引けないと思い、「慣れていますから大丈夫です。」と、とっさに答える自分がいました。しかしながら、頂上が見えない状況では、さすがにどちらに行ってよいかわかりません。するとスタッフの方が親切に、「頂上はあっちの峰を登り降りした裏側にあるよ」、と教えてくれたのです。そして釘をさすように、「下山は最後まで歩きですよ。。。大丈夫ですか?」と尋ねられました。ラスト便のカウントダウンまで後、5時間少々。時間は十分にあるはずなので、とにかくここまで来たからには挑戦するしかない、と決断する自分が白銀の世界にいました。無謀な雪山登山の幕開けであり、それが苦しい旅路になろうとは、考えも及びませんでした。頂上目指して雪山をひたすら歩く志津(リフト)口コース標高差図標高1900m1600mリフト上駅月山のリフト上駅に降り立ったのが、ちょうど午後1時。雪山をトレッキングシューズで登り始めました。スキー場の裏側斜面になるため人影もなく、一面は白銀の世界です。周辺の気温は18度程度と大変暖かく、雪がシャーベット状にざらざらしていることを、足を踏み出すたびに感じることができます。そして時折、雪の深みに足を取られて、斜面の雪が崩れてバランスを失い転んでしまうことがありました。結果、氷のような固い雪の中に素手を突っ込むことになり、これがまた、とても痛いのです。何とか転ばないように、足を強く踏みしめて歩くコツをすぐに習得するも、やはり時折、転んでしまいました。しかしどこまで歩いても、なかなか月山山頂は見えてきません。そして振り返ると、自分が歩んで▼姥ヶ岳山頂▼金姥▼牛首▼きた足跡が、雪の中にずっと続いているのが遠くまで見えます。その向こうには素晴らし景色と青空が広がっているのですが、それを楽しむゆとりは、もはやありません。雪山の徒歩は思ったよりもペースが遅く、足の負担も大きく、だんだんと時間が気になってきました。その上、紫外線によって目が段々と痛くなってきました。無論、細目だけで見るようにして、目を大きく開けることはなのですが、それでも、眼球がやられてしまうのでしょう。目は痛い、手も氷に切られてひりひりするし、足にも疲労がたまってきます。これでは、まさに八甲田山の行進のようなものです。頂上が近づく予感がする石段月山山頂1時間ほどノンストップで歩き続けたでしょうか。頂上に近づいてくると雪が溶けて草木だけの箇所が多くなり、そちらを歩いてみようとチャレンジするも、生い茂る草木の背丈が高く、それを掻き分けて歩くことはむしろもっと難しく感じられたことから、▼極上の天然温泉田園風景の美に包まれ大人の贅沢を愉しむ3Fこんなに美味しい寿司屋が成田にあった!国産ワインフェアー秋の味覚を引き立てる芳醇なワインを多数取り揃えました。グラスワイン500円~開催中トリップアドバイザー全国TOP20ランクイン口コミで選ぶ“行ってよかった”日帰り温泉&スパwww.yamatonoyu.com12種類の内湯・露天風呂温泉と食事を楽しむ個室露天天然温泉の様々な効能・効果入館料[平日]800円/[土日祝]1000円※小学生の入館料:300円(大人同伴の入館の場合)営業時間10:00-22:00※年中無休(全館禁煙)未就学児の入館はご遠慮くださいTE L0476-28-8111千葉県成田市大竹1630■スパ&フィットネス1F体のケアと癒しをプライベートな空間で体験できるリゾート風スパ。至高のひとときを約束いたします。《ご利用料金》?アロマテラピー.......(30分)4,500円~?リフレクソロジー....(15分)1,800円~?ボディーセラピー.....(30分)3,200円~?フェイシャルセラピー..(30分)4,000円~●サンクス408●イオン成田?安食成田安食バイパス空港通り成田18IC上福田交差点土屋交差点坂田ヶ池★18成田市街地?51?我孫子方面下総松崎JR成田線成佐案内看板●田倉▼?安食松崎街道佐倉▼東関東自動車道成田空港-2-