ブックタイトル日本シティジャーナル vol.187

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概要

日本シティジャーナル vol.187

2018年(平成30年)4月28日発行第187刊毎月第3土曜日発行購読無料典型的な倉庫型ライブハウスのZONE大きくグラフィティの落書きが書いてあり、入り口が奥まっているだけでなく、暗いのです。しかも地下に向かう階段は狭くて、赤い照明だけの殺風景な雰囲気です。そして地下2階としか思えないほど、かなり階段を下りなければなりません。日本人の女性一人ではとてもではないですが、行く気にはなれないでしょう。やばい雰囲気です!ところが、P a s a zの会場に入ってみると、そこは正に中規模の本格派ライブハウスでした。中心には四角に囲まれたバーカウンターがあるだけでなく、その裏にも別のバーカウンターがあり、左右には別室のラウンジや遊び場を兼ね備え、地下とは思えないほど、実はかなり大きなライブの箱です。時刻はちょうど夜の11時を回ったところで、会場はざっと見、200名は超える観衆が詰めかけていました。立ち見のステージ前のスペースが、ほぼいっぱいになる程です。これだけのファンが集まるということは、相当な人気を誇る有名バンドに違いなく、期待が高まります。ステージの横にはDJが卓1台とCD系プレーヤー2台に照明コントローラーを駆使して、パフォーマンス前の前座を仕切っていました。会場をくまなく歩いてはみたものの、どこにもミキサールームらしい場所が見当たりません。かといって、このDJが音響を操作しているようにも見受けられません。込み入った構造の地下ルームであるだけに、どこかに隠れ家のようなPAルームがあるに違いないのですが、ライブハウス全体が暗いために探すのは断念し、バンドの演奏に聞き入ることにしました。そこで目の当たりにしたのは、これまで見てきたジミ・ヘンドリックス系のバンドとしては、間違いなく過去最高の3ピースバンドでした。とにかくギタリストの歌と演奏がうまい!ジミヘンを彷彿させるのりとテクニックは、まさにトップクラスであり、リズムセクション側の演奏も素晴らしかったです。無論、観衆も、のりのりだし、会場は興奮した熱気に包まれました。超絶ギターテクニックを披露してくれたVoodoo Loveに乾杯!とは言え、いいことづくめではありません。まず問題は、空気が最悪なことです。テルアビブにある公共施設は屋内禁煙が殆どですが、Pasazは正に別世界です。地下室のため換気がまともに整備されていないだけでなく、大勢がたばこを吸っているという、ここ最近では珍しい風景です。それだけならともかく、中にはマリファナを吸っている客もおり、70年代のアメリカにおけるコンサート会場を思い出しました。そして最悪なことに、ちょっと一息つこうと壁ぎわの椅子に腰かけてしまったのです。何と、そのプラスチック製の椅子の座面には、あろうことかビールがたまっており、ズボンと下着までがあっという間に、びしょびしょになってしまったのです。「参った!」さすがジミヘンのコンサート、感動の演奏にもらしてしまったと言わんばかり、ズボンも臭くなり「滲み変!」ここで眠気も襲ってきたことから、初日は撤退することにしました。それにしても最高のライブと臭いズボンをありがとう!ミュージシャンのたまり場Zone!翌日の夜は、オフィス街地区のZoneへと足を運びました。宿泊しているホテルから、てくてくと歩いておよそ20分。Googlemapを見ながら、ピンポイントで場所へ辿り着けるはずなのですが、道路は行き止まりになり、場所がわかりません。その周辺はこれまたグラフィティ、落書きだらけで、アメリカの若いギャング集団がたむろっているちょっと怖い街中が思い起こされます。Pas a zと同様、女性一人では怖くて行けない場所だと思いました。そしてきょろきょろと見回すと、壁そのものにZoneと書いてある建物が目に入り、狭い入口を、勇気を振り絞って入ってみると…中には誰もいないのです!Classic Rockのセッションがあるとホームページに書いてあったことから期待して歩いてきたのですが、がらんどうのライブハウスに辿り着いてしまったようです。しばらくすると、奥のキッチンの方から若いスタッフが出てきたので聞いてみると、通常は夜の11時くらいからお客さんが来始めるとのこと。また、オーナーも演奏するので、来た人が適当に、セッション感覚で一緒に演奏しているということでした。それにしても11時は遅い!それでは次の店に行けなくなってしまいます。そこでライブは観れずとも、ハウス内をしっかりと見学して、次の店に行くことにしました。ライブの箱としては、Zoneは立派です。奥のステージもきちんとできあがっており、照明やミキサー卓もしっかりと設置されています。客席にはベリンガーのEuro8000と呼ばれる大型の卓の上にガラスをはって、それをテーブルにしてみたり、興味深いポスターが壁にたくさん飾られていたりと、随所に面白い工夫が凝らされています。ちなみにロックのセッションはステージでは行わず、客席側のスペースにドラムとアンプを置いて、みんながバンドを囲むように座りながら楽しむということでした。よって、お店の中心にドラムとアンプ、ギターが横たわっていました。音楽好きが集まる、というのもわかる気がします。時間があれば、セッション、見たかったです!!飛入りOKのMike?s Place最後に訪ねたのが、地中海の海岸に面したMike’s Placeと呼ばれるスポーツバーです。奥には小ステージがあり、日曜の夜はアコースティックのセッションということで、楽しみにしていました。蓋をあけてみると、アコギの弾き語りを得意とするミュージシャンが、それぞれマイギターを持ち込み、何曲か披露する、というスタイルのプログラムでした。また、時にはギターを弾かない飛び入り何でもOKのMike's Place女性のために、他のプレーヤーがアコギで伴奏を弾いてあげるというシーンもあり、温かな雰囲気に包まれていました。しかし日曜の夜の11時過ぎでもあり、客足は伸びず、なんとなく停滞していたようにも思えたことから、チャンスがあれば自分も弾きがたりで歌ってみたかったが、いやいやここはテルアビブ、「控えよ!」という思いが生じ、何も演奏せず撤退することにしました。2日間の夜にわたるライブハウスの旅でしたが、テルアビブの音楽シーンを知るという意味において、とても有意義でした。しかも、それらライブハウスの全部を徒歩でマップを見ながら探し歩いたことから、テルアビブ中心地周辺の夜の様子を、多少なりとも知ることができたように思います。テルアビブは若者で賑わう街でした。昼は海岸通りを中心に若い人であふれかえり、夜になると、街中の繁華街が特に若い人でいっぱいになっている場所がいくつも目につきます。海外から大勢のツーリストが訪れる国と場所だけに、国際的な感覚にあふれたテルアビブを通し、昨今のイスラエル風土が少し理解できたとも思えます。音楽の文化は世界共通です。その歴史の流れを再確認することができたテルアビブ・ライブハウスへの旅に、「乾杯!」(文・中島尚彦)トリップアドバイザー全国TOP20ランクイン口コミで選ぶ“行ってよかった”日帰り温泉&スパ癒しの天然黒湯露天風呂から田園風景を眺め心身共にリフレッシュ季節のお薦め入梅いわし.............600円初かつお刺身......600円イサキ姿造り.......980円www.yamatonoyu.com寿司職人が握るこだわりの一貫ワイン&日本酒特選フェアー洛山晃「地域限定ワイン」(赤)3,500円中央葡萄酒「グレイスカベルネ・フラン」(赤)9,000円都農ワイン「シャルドネ・エステート」(白)3,400円ココファームワイナリー「月を待つ」(白)5,000円一白水成純米吟醸山田錦鳳凰美田「芳」純米吟醸木戸泉アフルージュマシェリ一合900円一合1,000円一合1,800円※上記のご注文で、肴(酒菜)サービス致します。TEL■スパ&フィットネス入館料[平日]800円[土日祝]1000円※小学生: 300円(大人同伴の入館の場合)千葉県成田市大竹1630TE L0476-28-8111フィットネスジム体のケアと癒しをプライベートな個室で最上級のマシンを完備体験できるリゾート風スパ。《ご利用料金》?リフレクソロジー......(15分)1,800円~?ジム..... 1,000円?ボディーセラピー......(30分)3,200円~?ジム+屋内プール?フェイシャルセラピー..(30分)4,000円~........... 2,000円?アロマテラピー.........(30分)4,500円~?安食18成田安食バイパス上福田交差点★坂田ヶ池?我孫子方面案内看板●?安食松崎街道※年中無休(全館禁煙)営業時間10 : 00 -22: 00●サンクス40818下総松崎JR成田線●イオン成田土屋交差点成田空港?市街地?成田方面?未就学児の入館はご遠慮ください-2-