ブックタイトル日本シティジャーナル vol.190
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日本シティジャーナル vol.190
2018年(平成30年)8月26日発行第190刊毎月第3土曜日発行購読無料るチケットがあります。そしてフルチケットに含まれている遺跡名のリストを見ると、翌日、オリャンタイタンボに向けて移動する途中に観たいと思っていたMorayやマラス塩田などの著名な遺跡がほとんど含まれていたことから、即決でフルチケットを購入しました。価格はおよそUS47ドル。日本円に換算すると550 0円程度なので、悪くありません!部分的に見るパートのチケットはどれも$25することから、せっかくですからフルチケットを購入して、全部見てしまおうと思いました。フルチケットには、ペルー国の文化庁が推奨する16か所の遺跡や施設の名称が記されています。それらひとつ一つの遺跡をチケットで確認しながら、これから自分が歩もうとしているツアー目的地の場所など、内容を少しずつ理解することができました。チケットに関しては9歳以下は無料、学生ディスカウントもあるので、家族ずれや若者には朗報です。既に時刻は11時近くになっていました。クスコ近郊のインカ遺跡を見学するのは今日しかなく、時間がありません。どうしても見たい遺跡は、サクサイワマン(Saksaq Waman)、ケンコ(Q e n k o)、プカプカラ(Pukapukara)、そしてタンボマチャイ(Tambomachay)の4か所です。日没まで7時間弱。タクシーを乗り継ぎながら巡るよりも、やはり、前日の経験を活かしてスクーターに乗り、クスコ近郊のインカ遺跡4ヵ所を一気に回った方が、早いに決まっています!早速、前日スクーターを借りたお店に行き、再び同じスクーターを借りようと思ったのですが、そのレンタルショップに行ってみると、あいにく閉店です。そこで隣のお店に入り、「スクーターのレンタルはありませんか」と聞いてみると、「O K」とのことです。そこで10分ほど待たされて道路に出ると、何と、昨日のお店のおばさんが同じスクーターを持ってきてくれました。仲間同士で協力して経営しているのですね!今度こそ止まるなよ、とスクーターに優しく語りかけ、半日乗りまくることにしました!サクサイワマンの圧倒的な巨石群!スクーターに乗って最初に向かったのが、マラス広場から北方へ直線距離で2kmほど離れた場所にあるサクサイワマンです。マラス広場から曲がりくねった坂道を10分ほど走ると、遺跡の入り口にすぐに到着しました。時刻はちょうど12時を回っていたことから、酸素が薄いのは承知で、遺跡の隅々まで駆け足で見ることにしました。サクサイワマンの滑り台サクサイワマンという日本語では聞き慣れない名称は、ケチュア語で「お腹がいっぱいになったハヤブサ」を意味しています。ハヤブサは獲物を捕る際には時速3 - 4 0 0キロで空を飛びます。よってお腹が満たされているハヤブサ、すなわちサクサイワマンは、猛スピードで飛ぶ必要がありません。安心して空を飛び回り、自由に生きていくことができるというニュアンスが、サクサイワマンという名称に含まれているのではないでしょうか。それは、サクサイワマンが大勢の民が住むにふさわしい要塞として、クスコの街を守り、敵国や災害からの守護神となっているということを、暗黙のうちに伝えていることを意味しているようです。インカ遺跡の中でも著名なサクサイワマンは、海抜およそ3700m、富士山頂とほぼ同じ標高に位置します。起源900年頃、すでにサクサイワマンには人間が居住していたことが、遺物の年代調査から確認されています。その後、10世紀から13世紀にかけてキルケ人がクスコ周辺に領土を保有する最中、インカ時代よりも一世代遡る1100年頃からキルケ文化に由来する巨石文化がサクサイワマンにて発展したことが遺跡調査から確認されました。よってインカ帝国の時代となる直前、サクサイワマンが誇る一連の巨石は主にキルケ人によって造成され、その後、インカ帝国の影響下において、更なる進展を遂げたと考えられるようになりました。そのサクサイワマン遺跡に一歩足を踏み入れると、そこは正に別世界でした。入口のゲートと案内板が立てられているエリアを通り抜けると、突如、広大な遺跡が目に入ります。野球場よりもずっと広い自然公園のような巨大なサクサイワマンの3段積の城壁が連なる広場広場の右側には、巨石群のモニュメントが連なっています。それらの巨石は巧みに3段に積み重ねられ、その高さは6-7mにもなり、最大では9mにも及びます。建造当初は高さが20m近くもあったと言われ、スペイン軍との戦いの後、建造物の資源となるべく破壊された跡が今日、残されているようです。それらの巨石は防壁塀として使われていたかのようにギザギザに並べられ、およそ350mにわたり東西に広がっている景観は、まさにこの場所が要塞であったことを物語っています。また、サクサイワマンにはかつて、東西に並ぶ3つの塔が建てられていたと考えられています。重さが100トンを優に超えるような巨石が、きちんとつなぎ目を合わせて隙間なく組み立てられていることに驚きを隠せません。これらの巨石がどのように運ばれて積み重ねられたかは、今日まで謎となっています。昨今の周辺の発掘調査からは、巨石からなる壁の内側には神殿や様々な施設が建てられていたことがわかり、サクサイワマン全体が宗教的な意味あいのある施設であったと推測されています。その背景には太陽信仰があり、サクサイワマン内にあるQ'ochaと呼ばれる大きな円形状の広場や放射線状に広がる場所も、宗教的な儀式を行うための祭祀場となるコロシアムであったと考えられています。その円形の祭祀場のような広場は、不思議と崇拝する方向がイスラエルのエルサレムが位置する北東を指しています。そして広場を歩いて渡ると、その先には天然の岩が滑り台のように曲線の形を描いたSUCHUNAと呼ばれる岩場があります。その岩盤の表面はつるつるに光っており、うっかりすると転んでしまうほど滑らかです。実際にサクサイワマンを訪れる多くの観光客は、この岩を滑り台のように使って滑り降りながら遊んでいます。SUCHUNAはインカの時代、その裏側にある貯水所に雨水を流し込むために使われていたのではないかと考えられています。その他、遺跡東方の岩地にはCHINKANAと呼ばれるトンネルがあり、大きな岩場が美味しさを引き出す寿司職人の技旬の魚を仕入れ、お待ちしております極上の天然黒湯口■スパ&ジムゆったりと流れる贅沢な時間大人気体のケアと癒しをプライベートな個室で体験できるリゾート風スパ。?リフレクソロジー......(15分)1,800円~?ボディーセラピー......(30分)3,200円~?フェイシャルセラピー..(30分)4,000円~?アロマテラピー.........(30分)4,500円~フィットネスジム+プールコミで選ぶ“行ってよかった”日帰り温泉&スパLife Fitness製マシン12台、9mのプール。運動を通じて身体と心をリフレッシュ?ジム..... 1,000円?ジム+屋内プール........... 2,000円トリップアドバイザー全国TOP20ランクイン入館[平日]800円料[土日祝]1,000円※小学生: 300円(大人同伴の場合)千葉県成田市大竹1630TE L0476-28-8111-2-※年中無休(全館禁煙)営業時間10 : 00 -22: 00未就学児の入館はご遠慮ください?安食18成田安食バイパス上福田交差点★坂田ヶ池?我孫子方面案内看板●?安食松崎街道大和寿司御膳.....1,800円星の雫........................1,200円鉄火丼.......................1,200円●サンクス下総松崎JR成田線40818●イオン成田土屋交差点成田空港?成田市街?成田方面?