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無意味なゼブラの多用で交通事情が悪化!

導流帯

3車線の真中から左折する警察署前の交差点
成田はおかしな導流帯がいっぱい!!

道路上におけるゼブラゾーン、すなわち「導流帯」と呼ばれる車線変更の表示サインがおかしいところが成田にはいっぱい!例えば、成田警察前の交差点。駅から片側3車線の左側を走ってくると、交差点の手前でまず中央車線に移動してそのまま左折することになりますが、これは危険です。もし後ろに走っている車がその車線変更のゼブラサインを見落として左車線を直進してきたら、中央車線から左折する車と衝突する可能性があるからです。本来、左車線は左折オンリーのサインを表示するだけで良いはずです。また公津の杜K'S電気から国道51号へ出る道路もつい最近までゼブラサインで2車線を信号の手前まで1車線に絞り、そして左右に車を振り分けようとしていました。これも愚作です。2車線ともオープンにして左右への表示をきちんとすればよいだけです。案の定その間違いに気づいたのか、つい最近ゼブラサインが塗りつぶされました。まったく税金の無駄遣いです!

また国道51号の「トイザラス」がある交差点では並木町の交差点からこれまた2車線を1車線に絞っています。その交差点を右折する車は一旦左に車線変更したあとすぐ右に車線変更してから右折することになり、これもナンセンス。また直進する車はその後2車線に広がったかと思いきや、またすぐに1車線になってしまいます。本来なら車が円滑に流れるための導流帯ですが、多用しすぎると逆効果です。これでは道路を設計する担当者が単にゼブラにはまっているとしか言い様がありません。車諸事情がきちんと理解できる人のみ、道路を設計するようにしましょう。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部