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それみろ、いったこっちゃない!

電柱は百害あって一利無し

電柱は百害あって一利無し

先日ドイツから知人が2人来られた際、成田の街並みを見て真っ先に言ったことは、「何でこんなに電柱が立っている?ドイツには電柱なんか無いのにね」と。やはり成田は遅れているようです。そうこうしているうちに、10月1日、大型台風21号が日本列島を縦断しました。成田も被害をまぬかれず、屋根が飛んだりする事故が相次ぎました。そして9時12分、突然不動ヶ岡と並木町一帯が停電したのです。台風で停電といっても通常2-3分で復帰すると思いきや今回は訳が違い、困ったことに2時間たっても復帰の兆しがないのです。仕事中だというのに事務所の中は真っ暗、「これは参った」と諦めて家に帰ることにしました。

翌日東電に聞いてみると、並木町で台風の影響を受けて高圧線が脱線して停電となり、復旧は何と午前2時8分、事故からおよそ5時間後ということでした。「それみろ、いったこっちゃない」、電柱をあちらこちらに沢山設置してみっともない電線を街中に張り巡らしているために、あれしきの台風ごときで停電事故がおきてしまうのです。おかげで多くの庶民が迷惑を被りました。成田市は早急に電柱を撤去することを明言するべきです。それができなければ国際都市になれないのです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部