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税金の無駄遣いが常道化した道路工事

完成したばかりの51号で早速修繕工事

完成したばかりの51号で早速修繕工事

成田市不動ヶ岡近辺における国道51号の拡張工事がつい先近終了したばかりなのにもかかわらず、早速不動橋のT字路交差点において日赤方面に抜ける右折用車線の修繕工事が行われ、数日間51号が渋滞しました。51号拡張工事が完成した時から右折車線が短いという設計上のミスは明らかでした。設計の段階で交通量を測定し、その数値に基づいて右折斜線の長さを決定するべきなのですが、竣工当初から右折車が車線から溢れ、常時4-5台の車が通行車線を塞いでしまうようになりました。また交差点が丘陵状になっており手前から右折車線が見えないため、ニュータウンに行こうとしてその1つ手前の信号で曲がってしまう車が続出しています。2度手間の工事は税金の無駄遣いであり、周囲の住民にとっては大変な迷惑です。また同等の右折車線延長工事は土屋の空港街道上、教育会館前交差点でも2月に行われました。成田市の発展を見越した上でゆとりをもった設計を前提に考えていないため、結果として直ぐに2次工事が必要となり税金の無駄遣いになってしまったのです。道路工事を見るだけで成田市のビジョンが見えてきます。開放感に溢れたゆとりあるスペースこそ国際都市化の必須条件と心得るべきです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部