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タクシーの乗車拒否が横行する安食

乗車拒否が横行するタクシー業界

乗車拒否が横行するタクシー業界

タクシーの乗車拒否が社会問題視されてから暫く月日が経ちます。そもそも乗車拒否とはあってはならないこと。客の行き先が短距離であっても遠くであってもタクシーならばお客様を乗せて指定の場所に向かうのが筋です。ところが成田の隣町、栄町では今日でもごく当たり前のようにタクシーの乗車拒否が行われています。事の発端は成田市のはずれ、松崎にある旧成田温泉、今日の大和の湯です。週末には大賑わいとなるこの人気温泉には、地図を見ながら安食経由で来られる遠方からの客が多いのです。ところがJR安食駅のタクシー業者の中には温泉は近すぎるので行かない、と断る方がいます。実際複数の来訪客が乗車拒否を経験され大変お困りになられました。これでは栄町も成田も自分たちの顔に泥を塗っているようなもの。遠方からのお客様を大切にもてなしてこそ、初めて地元も潤うという昔からの摂理を忘れてしまったのです。栄町も成田と同様に観光事業が生命線。目先の銭稼ぎに目をくらまされないうようタクシー業者の行政指導しっかりと行なう必要があります。名誉挽回、町興しのためにタクシー業者の暖かいハートを期待したいものです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部