日本シティジャーナルロゴ

街の美観を保つ為により厳しい看板条例が不可欠

市役所の前に聳え立つ巨大看板

市役所の前に聳え立つ巨大看板

街の景観を美しく保ち、心地良い生活空間を造る事は現代社会における重要な課題です。先進国では特に商業用看板のデザインを看板条例によって規制しています。ところが日本ではそのルールが曖昧であり、美観に関する規制は殆ど皆無である為、地権者はほぼ思いのままの看板を自分の土地上に設置することができます。成田で一番気になるのは「ともえ」の二つ巴のロゴ看板です。隣の市ではありますが、富里インターを出れば真正面に巨大な看板が新設され、富里と成田のイメージは大パチンコ店であるかのような装いです。富里802号という大型店には大きな支柱を使って非常に高い位置に看板が掲げられ、広範囲のエリアから目にすることができますが、夜になるとそのロゴマークが数キロ離れた所からでも明るく見える為、ちょっと気持ち悪いと思った方も少なくないでしょう。そして今度は成田駅前に大型店が出店し、大看板が建物の屋上に設置されました。今や成田中どこでも「ともえ」の看板が目立つようになり、このままでは成田市のイメージが遊技場で終始してしまいそうです。政策を考える時がきました。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部