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街の美観を保つ為により厳しい看板条例が不可欠 -2-

市役所の前に聳え立つ巨大看板

市役所の前に聳え立つ巨大看板

先月号ではパチンコ店の最大手、ともえの看板についてこのコラムで論評させて頂きましたが、早速市民の方から「ともえの社長さんに刺されないように気をつけて下さい」というようなコメントを頂きました。実を申しますとこのような一般市民の偏見や妄想が成田市の国際化を妨げる一大要因なのです。今日ではパチンコ業界といえども昔のやましいイメージは皆無に等しく、事実、東証に上場する会社が複数存在するまでになりました。また景品業についても、法にふれない範囲の中で自主規制がきちんと施行されるようになり、誰もが安心して楽しめるレジャーと変わってきたのです。それ故、パチンコ業の経営者は怖いと思い込むことは、医者は脱税が好きだとか、学校の先生は破廉恥な事を影でしている、というような極論と一緒であり、事実に反します。ごく一部の人達が問題を持っているからと言って、全てがそうだという偏見は不要です。ましてやともえの社長は、ご自分の古巣である多古町想いの大変良識ある紳士でいらっしゃると、銀行でもトップレベルの方々が話している程の方です。だからこそ成田という街を本当に良くしていくために大事なことは、相手がパチンコ店だろうが空港関連だろうが、果ては風俗店であろうが皆が意見を交換し合って話し合うことなのです。そこから改革の芽が生まれます。一般市民の偏見こそ国際化を阻む一大要因である理由がここにあるのです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部