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駅にトイレがない?JR成田線沿線の大戸駅

大戸駅構内のようす

大戸駅構内のようす

成田が真の国際都市になるために乗り越えなければならないハードルは数を上げればきりありません。成田を千葉県の中心都市の1つとして考える場合、当然の事ながら交通網の整備が最重要課題です。さて、成田市と他の都市を繋ぐメインの鉄道は京成とJRです。特に後者は成田を起点として「成田線」と命名されていることもあり、成田市民にとっては大変重要な交通機関と言えます。ところがこのJR東日本の成田線が残念ながら悪評高き不人気路線なのです。いまどき単線であるため田舎のローカル線というイメージを払拭できず、事実、成田線沿線の駅はその大半が今日でも無人駅のまま運営されています。そして旅客駅として駅員が常駐している駅は数える程しか無く、正に成田線は寂れた僻地に散在する時代遅れの鉄道というイメージが定着しています。極めつけはトイレです。何と成田線の無人駅の1つ、大戸駅には駅の構内、構外、どこにもトイレがないのです。電車を待っている間にもよおしてしまったら、それこそ一大事。申し訳ないですが男性はホームの上から??女性は・・・わかりません。こういう失態をJRはいつまで見過ごしているのでしょうか?成田線の汚名を取り除くためにも、早急にJRに改善を願いたいものです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部