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目障りなドット線が成田にも登場!

国道51号沿いのドット線

国道51号沿いのドット線でスピードが抑制できるか?

つい先日、成田市不動ヶ岡にある国道51号沿いの道路に上に白い点線マークが車線の内側に沿って塗られました。あまり例を見ないこのマークに戸惑いを覚え、「これは一体何だろう?」と考えた方も少なくないと思います。

ちょうど同じ頃、東関東自動車道の料金所手前に同じマークが登場したので、成田だけの問題ではないようです。疑問に思い、早速国道を管轄している国土交通省に確認してみたところ、この点線マークは「ドット線」と呼ばれる道路マークであり、自動車のスピード抑制効果を狙ったものということでしたが、どれだけ効果があるかはよくわからないとの率直なコメントにはさすがに苦笑してしまいました。

唯一考えられる効果として、車線は太く、また道路幅は逆に狭く見えるため、道の真ん中を走りやすくなることだけです。スピードを落とさせるためにドット線が導入されなければならないなら、道路上至る所で点線だらけになってしまいます。こんな目障りな小細工の為に税金を無駄に遣って良いのでしょうか?単に予算が余っていた為、とりあえず遊び心で施工してみただけにすぎないように思えて仕方ありません。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部