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下総松崎の健全な開発を心から願う庶民はいずこに・・・

駅のホームに放置された錆び付いた鉄の枠の意味は?

駅のホームに放置された錆び付いた鉄の枠の意味は?

先日ある読者の方から「松崎街道沿いが夜になると暗くて安心して歩けないため、市会議員の方々が街灯を設置して下さると期待したところ、結局のところ何も進展がなく大変がっかりした」という投書を頂きました。松崎の街をもっと綺麗で住みやすい場所にしたいという意見が大半を占める中、一部住民の間では、さびれたように見える街でもそこには歴史の重みを肌で感じる情緒があり、このままが良いという見解もあります。

例えば、松崎駅のホームにあるぼろぼろに錆びた用途不明の鉄枠には歴史がある故、そのままにしてほしいという投書もある程です。ここで誤解をしてはならない点は、歴史を大切にした由緒ある街並にも、基本社会インフラの構築と建造物の修繕が不可欠であるということです。昔風の景観を保全するにしても、人が住む街には上下水道、電気、電話、そして安全に行き来できる道路等があってしかるべきです。また、歴史の重みを大切にするということは何でも野ざらしにすることではありません。国宝級の建造物でさえ末永く人々から愛される為に常日頃きちんとメンテナンスされ、綺麗な体裁が保たれています。

松崎の街の健全な発展を願いたいものです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部