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成田市発行の広報「なりた」は税金の無駄遣いの象徴か!?

美しい体裁を保つ成田市の広報には多くの無駄が隠されている!

美しい体裁を保つ成田市の広報には多くの無駄が隠されている!

インターネットの時代と言えども、手に取りやすくて馴染みが深いのはやはり紙の情報誌です。全国各地の自治体は今でも市民の情報源として広報を出版し、コミュニケーションのツールとして用いています。成田市でも広報「なりた」が新聞に折り込まれて無料配布されていますが、まず問題はその紙質であり、厚さや光沢からして広報用としてはグレードが高すぎます。またページ数が多いわりには内容が乏しく、体裁にお金をかけすぎた為、結果的に税金の無駄遣いになっている訳です。例えば成田市よりも人口の多い東京の豊島区や新宿区ではそれぞれ広報を毎月3回発行していますが、どちらもタブロイド版で8ページにまとめられており、古紙配合率100%再生紙が使用されています。またその内容は情報満載で、単なるイベント情報や行政プラン等の告知をするレベルから一線を画し、開かれた行政を目指した情報公開の場として積極的に用いられています。また駅やスーパー等にも置いてあるだけでなく、税源を確保するために積極的に広告を募集していることも特筆に価します。成田市も見かけではなく、中身とコスト競争力において抜きんでたいものです。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部