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熾烈な戦いの最前線を行く富里パチンコ業界の行方は?

住宅を尻目に連立して立ち並ぶ新規の大型パチンコ店舗

住宅を尻目に連立して立ち並ぶ新規の大型パチンコ店舗

他人事とは思えない成田の隣街、富里。いつしか成田市と合併すると考えられるこの姉妹都市が、今、パチンコ業界における熾烈なシェアー争いの最前線に立たされています。事の発端は、多古町に本社を置く「巴」の地域型大型店舗がジョイフルホンダ側にその巨大な施設を披露して集客に大成功を収めたことです。元々インター寄りの県道沿いには「ガイア」がありますが、老朽化を尻目にその裏道につい最近、「夢屋」がオープンしました。いつの間に3つのパチンコ店が競い合う様になったのかと思っていた矢先、今度はその「夢屋」の真向かいに更に巨大な立体駐車上付きの大型パチンコ店の建築が始まり、さらに「ガイア」が店舗の改装を始めました。明らかに他店に対抗しての新装開店ですが、いたちごっこのような互いのつぶし合いがどういう結末になるか想像の域を超えません。いくら日本国民がパチンコ好きといっても、この狭いエリアにこれだけの大型店舗が4つ立ち並べば、競争の原理と経験則からして、近い将来1-2店舗は閉鎖に追い込まれるのは必至です。今や無法地帯と化してしまった富里のパチンコ最前線、もはや行政の規制なしには、市街の健全な発展は見込めません。

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部