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街灯の無い暗い道路は誰の責任?

人通りが多くても未だに街灯がない道路がある

人通りが多くても未だに街灯がない道路がある

道路には国道、県道、市道等の公道や、私道、農道、赤道等があります。中でも農道は農家を営む地域の住民にとって公共性が高いものですが、その管理については不思議な存在です。成田市の大竹地区にある農道は印旛沼土地改良区の管轄下に置かれています。ところが、道路のメンテナンスについては成田市が管理することになっています。農業機器が道路から田畑へ出入りする為の特殊な道路設計事情が絡んでいることがその理由です。また改良区には道路を修繕する予算がないことも、成田市に管理が一任されている理由の1つでしょう。問題は道路に関するトラブルの受付窓口が2つあり、双方が言い逃れしやすい行政体質となっていることです。例えば大竹にある大和の湯、前面の農道は今や人通りが多い道路であるにもかかわらず街灯が一本も無く、夜は大変暗いため、多くの苦情が寄せられています。しかし街灯の設置を改良区にお願いしても、予算がないとか稲に悪影響があるという理由で進展はなく、市に依頼しても改良区からの依頼が無いこともあり、何ら対策をとりません。道路脇には著名な県立、市営公園もあります。人通りの多い道路に街灯を立てない理由があるのでしょうか?

(文・中島尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部