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豚の角煮

豚の角煮

豚の角煮

◆料理長より一言

  • パイナップルを加えて煮ると、箸でも切れるほどに柔らかく仕上がります。
  1. 豚肉は4等分に切り、強火で熱したフライパンで、脂身の側から全面を香ばしく焼きます。(ポイントA)
  2. 鍋に移し、おから、しょうがを加えて弱めの中火でゆでます(ポイントA)。竹串がスーッと通ったら、水洗いします。
  3. 鍋に豚肉と煮汁を入れて煮立て、パイナップルをすりおろして加え(ポイントB)、落としぶたをして弱めの中火で煮ます。
  4. 40分くらい煮ると、中まで味がなじみます。器に盛り、練り辛子を添えてすすめます。

材料(2人分)

  • 豚バラかたまり肉………300~400g
  • おから…………………一つかみ
  • しょうがの皮…………1片分
  • 煮汁
    • 水……………………400ml
    • 酒……………………400ml
    • 砂糖…………………大さじ5
    • しょうゆ……………大さじ6
  • パイナップル(正味)……100g
  • 練り辛子

おいしく作るポイント

~梅干し、しょうが、酢を加えて煮る~

A.豚肉は焼きつけ、おからを加えてゆでる

豚肉を焼くと脂肪が適度に抜け、表面に膜ができてうまみが逃げにくくなります。おからを加えると豚肉から出た脂と臭みを吸収し、すっきりした味になります。

B.パイナップルが肉を柔らかくする

パイナップルには、タンパク質を柔らかくする酵素が含まれているので、短時間で柔らかく煮上がります。

斎藤 渉(さいとう わたる)

斎藤 渉(さいとう わたる)

1965年千葉県生まれ。
高校卒業後、東京人形町「京樽」に入社して料理の世界に入る。上方ずし、すし懐石を学んだ後、日本料理を幅広く修業するために「津田沼グランドホテル」に入社。
その後、数々のホテルや料亭において、岩崎清氏(現、渋谷エクセル東急ホテル「日本料理旬彩」料理長)、黒田廣昭氏(現、「ジパングなだ万」赤坂エクセルホテル東急店料理長)などのもとで研鑚を積む。その後、成田「季節料理 彩季」、松戸「割烹しの田」、「あじ彩」の料理長を務め、現在、成田エクセルホテル東急「日本料理あづま」料理長。著書多数。

© 日本シティジャーナル編集部