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157号 編集後記

ふとしたきっかけで、紅葉の季節が始まる吉野の自然にふれてきました。和歌山からローカルな紀伊線を乗り換えて、やっと辿り着いた吉野は、自然と情緒に満ちた美しい町でした。南北朝時代に、後醍醐天皇が京都を偲んで号泣された場所に立つと、ふと、時代の流れを忘れ、紅葉がかった山々の先にある都が目に浮かぶようでした。持統天皇、弘法大師らも愛された吉野は、今や世界遺産となり、多くの外国からのビジターが訪れています。皆さんもぜひ、一度は訪ねてみてください。

(文・中島 尚彦)

NCJ 編集長 中島 尚彦

NCJ 編集長 中島 尚彦

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、 音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。 会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、 古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.com サイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを 解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。

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