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165号 編集後記

ギリシャの債務問題でマーケットが一喜一憂する日々が続いています。ニュースがデフォルトの方向に流れると、国内市場では円高株安へと敏感に反応し、欧州連合(EU)が追加融資を検討すると円安株高に動きます。EU側の財政再建策は厳しく、ギリシャ側の対応が不十分なことから先行き不透明感は否めません。しかしギリシャがEUを離脱することはロシアが接近することを意味し、ヨーロッパでの軍事バランスを大きく損ねることから名案はなく、世界が振り回される結果となっています。

(文・中島 尚彦)

NCJ 編集長 中島 尚彦

NCJ 編集長 中島 尚彦

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、 音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。 会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、 古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.com サイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを 解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。

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