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167号 編集後記

安保法が成立し、大変な議論が沸き起こっています。平和は万人の願いであり、誰も戦争なんかしたいはずがありません。そもそもの問題は、日本が敗戦国家として防衛力までそぎ落とされてしまい、米国の助けなしには周辺国家とのトラブルにも立ち打つことができなくなったこと。よって離島防衛でも米国に頼らざるをえず、平和国家の名のもと、有事の際は米国の兵士に命をはってもらう…こんな都合のよい議論がまかりとおるのは、日本が平和に慣れすぎたからかもしれません。

(文・中島 尚彦)

NCJ 編集長 中島 尚彦

NCJ 編集長 中島 尚彦

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、 音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。 会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、 古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.com サイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを 解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。

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