198号 編集後記
世界一平和な国と知られる日本が、ここ最近、大変物騒な国に様変わりしたように思います。交差点に立っているだけで高齢者の運転する車が飛び込んでくるし、警官も殺人鬼に襲われて重傷を負い、連日、殺人のニュースが放映されています。何か歯車が狂ったような昨今の日本社会です。そんな時、ふと古代の歴史を振り返り、私たちの先祖がいかにして国の安泰を願いつつ、列島を駆け巡りながら労苦したかを「石の宝殿」の歴史から学ぶことができました。日本が再び目覚める時が来ると信じます
(文・中島 尚彦)
1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、 音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。 会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、 古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.comの サイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを 解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。