日本シティジャーナルロゴ

食事療法

美と健康を守るアンチ・エイジング・ライフを実現する重要なカギを握っているのが、私たちにもっとも身近な「食」です。美と健康のために、そして加齢・老化による生理的な変化をできるだけ食いとめるために、食生活の改善は必須です。個人差が大きいので、自分の状態をよく把握し、適正な食事内容を決めることが重要です。抗加齢医学(アンチ・エイジング医療)の専門クリニックでは、患者の食生活アンケート、血液検査、個人の体格や活動内容の調査結果をもとに、専門の栄養士が分析し、理想的な食事内容を指導していきます。

■十分な水分の補給

健康な女性ならば、一日に少なくともコップ8杯(約1.8リットル)のミネラルウォーターを飲みましょう。水は蒸留水がベストで、次が純水、ミネラルウォーター、フィルターでろ過した水、水道水の順です。からだに水分が不足していると血液がドロドロとなり、脳梗塞や心筋梗塞など、血管がつまる病気の原因になってしまいます。

赤ちゃんは体内の80%が水分です。赤ちゃんの体がやわらかく、肌がもち肌のように感じるのは体内の水分量が多いからです。成人では水分量は約60%ですが、みずみずしい、ハリのある肌を保つために十分な水分補給が欠かせません。古くなった表皮が、はがれ落ちて、新しい肌が再生される時にも水分は大切です。

■食事内容

食事は、各人の一日に必要な摂取カロリーの範囲内で、おいしくて栄養のあるものを、規則正しく、よく噛んで、ゆっくりと、楽しみながらいただきましょう。一般的に注意すべき以下の内容を参考にし、1日30品目とることを目標にしましょう。

  • 野菜・海草類を豊富にとること
  • バターやラードなど動物性脂肪や多不飽和油を多く含む高脂肪食品の過剰摂取しない
  • 糖分や塩分のとりすぎに気をつける
  • 食物繊維を豊富にとる
  • インスタント食品、レトルト食品へ偏らないように気をつける
  • 食品添加物を含むものの取りすぎに注意する

■抗加齢医学(アンチ・エイジング医療)からのアドバイス

日常的なレシピの中に、活性酸素の害を抑えてくれる抗酸化食品を積極的に摂取していれば、酸化による細胞の老化をストップさせることができますし、免疫機構の働きを高めてくれる食品を多くとれば、病気に負けない健康な体を維持することができます。

  • 低インスリン・ダイエット
  • 成長ホルモンの分泌を促す食品をとること
  • 活性酸素の害を抑えてくれる抗酸化食品を積極的にとること
  • 免疫力を高める食品をとること
  • オメガ-3脂肪酸など良質な脂肪酸を適量とること

米井 嘉一(よねい よしかず)

米井 嘉一(よねい よしかず)

1958年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒。現在、日本鋼管病院内科・人間ドック脳ドック室長、(株)サウンドハウス産業医。
米井抗加齢研究所所長(http://www.yonei-labo.com/) Anti-Aging Medicine(抗加齢医学)の伝道師としてテレビ、ラジオ、雑誌等で活動中
日本抗加齢医学会HP

© 日本シティジャーナル編集部