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ストリートという名のステージ

最近はゆずやサムエルの影響もあり、ストリートで演奏をするミュージシャンが増えているのは周知のとおりです。千葉県では、行政がストリートミュージシャンに開放したという柏市の例がもっとも有名ではないでしょうか。でも柏って意外とよそからの出張者も多くらしい。まあ誰もやらないところでやるより誰かがやっている場所の方が気楽な分もあるし、とJR成田駅を歩いていたらなにやらギターの音が・・・。「おー成田にもいるんだ。」そんな思いで、成田では珍しいストリートミュージシャン、Nさんにインタビューしてみました。

いつ頃からどんな理由で歌ってるの?という問いに「きっかけは中学3年生のときでどうしても自分で唄を歌ってみたかったけど、LIVE HOUSEに出るにはお金もかかるし・・と思っていたら駅で歌っている人がいてこれだ!!と思いました。」レパートリーを訊ねるとオリジナルはあるがまだカバー曲の方が多いのが現状とのこと。僕は正直成田でストリートというのがどうしても結びつかなかったが場所は関係なく「うずうずしてて学校では収まりが効かないし自分というものを表現してみたかった。」質問を変えてみました。(NEGGY以下ネ)「困ったことは?」(Nさん以下N)「絡まれたりすることもたまにはあるけどむしろ怖そうな人が真剣に聞いてくれるので友達が増えて楽しいことが多いです。ただオールファルセットで歌っていることが気に食わない人が過去にいました・・・。」(ネ)「ストリートとはどういう場所?」(N)「今は発信の場所として見てます。」(ネ)「じゃあストリートにこだわってやって続けていく?」(N)「もちろん続けていきたいですが、たまたま選んだ場所がストリートだっただけで場所に対するこだわりはないです。」(ネ)「音楽は続けていく?」の質問には力強くうなづいていました。私自身は年齢大分違いましたが、音が取り持つ縁とは味なもので即興でハーモニカとギターでセッションしてしまいました。

最後にNさんからのメッセージです。「音楽しかやっていけません。悲しい唄をうたう唄うたいですが見かけたらよろしくお願いいたします。」現在は毎週水曜日の夕方、JR成田駅で歌っているそうです。もし出演依頼などあれば訪ねてあげてください。またこのコーナーでは取り上げて欲しいミュージシャンやサークルなど募集しております。音楽とは人を無邪気にしてくれるもの。お気軽にご連絡ください。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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