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面白B級楽器

EPIPHONE PROFESSIONAL

今日はまたまたカモネギ所有の楽器から珍品を一つ。エレキギターは1960年代に入り爆発的な人気を誇ります。海外ではビートルズ、日本でもベンチャーズブームが到来し国内のメーカーがこぞってエレキギターを生産するようになりました。その中の多くは今でも名器としてプレミアがついているものもありますが、中には「何じゃコリャ?」というものもあります。そんな中で私が所有している「何じゃコリャ」はEPIPHONE PROFESSIONALです。(写真右)なんだかスイッチが一杯ついたギターです。普通ギターとアンプはケーブルでつなぐのですがこれは専用ケーブルと専用アンプで接続、つまりアンプにはスイッチ以外何もなくギターで全てコントロールするというわけです。実際に弾いてみるとまあこれがスイッチがあたって弾きづらいの何の・・・。リバーブ(エコー)トレモロのコントロールが出来るというただそれだけなのですが当時はかなり上位機種で販売されていました。それにしてもでっかい蝶々見たいなデザイン、今見るとちょっとかっこいい気もします。まだワイヤレスも一般化されていない時代当時の技術者は何とか遠隔操作したい!!と試行錯誤したんでしょうね。

アンプ

きっと技術者は「ヘ~イこれは最高にイカス楽器ができたぜ~い!!。」と上機嫌だったに違いありません。結果は・・・短命に終わってしまいました。60~70年代は音楽産業が飛躍的に成長したのですがこのようにへんてこりんな楽器もたくさん誕生しました。

楕円形のドラムやネオン入りのギターなどアイディア一発!!撃沈!!しかし今ではプレミア ! !なんて物も多く存在します。もしかしてご家庭で眠っている楽器が思いもよらぬプレミア物だったりして・・・。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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