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ギターの練習法

「ギターが上手い人は指が長い」と思っていらっしゃる方は多いのではないのでしょうか。しかし世の中には手が小さい人や女性でも無茶苦茶うまい人が大勢います。結論から言うと指の長さより指の関節が柔らかくて、どれだけ指が開くかということが重要です。どんなことでもそうですが、練習なくして上達なし。でも会社や学校が忙しくて家で充分な練習時間が確保できない方も多いはず。今回はギターがなくても生活の中でちょっとした努力で出来る効果的な練習法をご紹介しましょう。これは主に指を開くようにすることと、滑らかに動かすことが目的です。まず指を開く練習ですが、人差指と中指をV字に開き、太ももを挟みます。指がグワっと開いてそのうち指の付け根が熱くなります。無理は禁物ですが、なるべく長い時間続けましょう。順に中指と薬指、小指と続けていきます。

その他には指をポキポキ鳴らす方法もあり、これは指の関節を柔らかくするのに効果的です。各指を独立させて速く動かす為のトレーニングでは、5本の指を軽く曲げて机の上に置き任意の指を素早く連打します。動きにくい薬指も練習次第で速く動かすことができます。またコードを押さえた形を空中で作る「空中フォーム」という練習法もあります。これは難しいコードも一瞬で指のフォームを切り替えられる為の練習で、会議中でも通勤途中でも気軽に出来ます。さらにビブラートを滑らかにする為に掌を軽く握って肘から先を回転させる方法もあります。これは右手でやるとトレモロピッキングの鍛錬にもなります。ちなみにギターを弾いて練習する場合は、指や腕が一番リラックスしているお風呂上りをお勧めします。こうした「楽器を持たない楽器の練習法」はギター以外にもあるでしょう。もし面白い練習法をご存知の方は教えて下さい。あ、ちゃんと仕事はしてますよ。

太ももを指ではさんで鍛錬の図

太ももを指ではさんで鍛錬の図

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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