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未来の楽器シンセサイザー

未来の楽器シンセサイザー

シンセサイザーはもはや身近になりました。その技術は携帯電話の着信音に使われたりしています。昔は「未来の楽器」などと言われましたが、現在ではパソコンをシンセにするソフトシンセというものあってアナログシンセは見かけなくなりました。さて今を遡ること13年前、道路にある粗大ごみの中に鍵盤が見えた気がして、覗いてみるとそこにはつまみがたくさんついた怪しげなキーボードが。YAMAHAが70年代の中~後期に発表したCSシリーズの普及モデル、CS15というモデルです。つまみを回すと「キュイン、キュイン」や「ブオ~ン」と独特のシンセ音、気分は「ハイすく~るララバイ」です。シンセサイザーは様々な音作りが可能です。音作りは波形選びから始まります。このモデルは三角波、鋸歯状波、対称く形波の3つの波形から音を作ります。さらに音の長さや、伸びを調整し、エフェクトを加えることにより沢山な音を作ることが可能です。…と解説すると、これだけで紙面が終わってしまいます。しかしこの古きよき70年代を象徴するルックスは、お部屋のインテリアにも最適。とにかくツマミをグリグリするだけで様々な音がびっくりボールのように広がります。決して音質がよいという楽器ではありませんが、この楽器でないと出ない音があるのも事実で、R&Bやソウルでは今でも現役で使っているクリエイターもいるとか。これなんか家の押入れに眠ったままの方もいるかもしれませんね。楽器はくれぐれも捨てないで。結構なお宝だったりする場合もありますよ。

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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