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ブルースギター東海道中膝栗毛

INOSHISHIMATSURI

ブルース・イノシシ祭りの様子

10月13日に大阪で行われた「ブルース・イノシシ祭り」というイベントに呼ばれて行ってまいりました。これはイノシシ年の女流ブルースギタリスト、ファイヤー大道を中心に東京、名古屋、大阪のイノシシ年のブルースマン、ブルースウーマンが集まってのライブセッション ! 2年振りの大阪での演奏ともあいまって張り切って行ってまいりました。本編の演奏終了後、楽器持参のお客様を交えてのセッションタイムです。

ブルースは12小節、3コードと呼ばれる進行が多く、パターンとコード、リズムの簡単な打ち合わせだけですぐセッションができることから初心者もプロも同じステージで演奏することが可能です。

今回面白かったのは土地別のブルース感覚。東京組は、オシャレさとダウンホームさの両方があり、勢いとファンキーさでは大阪、ちょうど中間の小気味よさの名古屋といったところでしょうか。東京と大阪のミュージシャンが一緒のセットになると大阪のパワーに押され気味になりつつもクールに応酬し、東京と大阪の気質を現しているようです。コテコテという言葉に象徴される大阪のパワー、粋という言葉がぴったりの抑揚が付いた東京のミュージシャン。甲乙、優劣つけがたい東名阪のブルース祭り。同じコード進行、同じ小節数でもまったく違った曲に仕上がるのが個性なのでしょう。

東名阪に限らず全国からブルース好きが集まるブルース・イノシシ祭り。今年最後のイノシシ祭りは12月22日東京都中野区に有るブルースバーブライトブラウンで開催されます。ブルースに興味がある方は必見のイノシシ祭り。次回は12年後ですのでお見逃しなく ! !

(ギタリスト 加茂尚広)

NEGGY加茂

NEGGY加茂

1971年生まれ 佐賀県唐津市出身。
1990年上京。東京を目指すも勢い余って通過してしまい千葉県成田市にて音楽活動開始。以後仕事の傍らミュージシャンとして年間40本以上という驚異的な数のLIVEをこなしている。いわゆる普通のLIVEのみならず、キャンプコンサートなどイベント出演も多数。現在は「KING JOE」というBANDで全国規模で活動中!!その爆笑&失笑ステージは見ごたえあります。「カモネギ」の愛称で親しまれております。

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