野外ステージ
高校3年になり、部活を引退すると学園祭のフォークソング部のステージには出ることが出来ません。本来は受験に専念すべきところですが、相変わらずギターを弾き続けていた私は、運動場で行われていたメインステージに出ることにしました。そのステージは部活動以外の有志がバンドやゲームなどを披露する場所で、先着順に担当の先生の衣装審査?!に通れば出演可能でしたが、考えてみれば野外ステージというのは初めての経験です。観客数も今までとは桁違いで、始めは圧倒されましたが、歌い始めると意外と調子よく、 声が空に吸い込まれていく感覚が病み付きになりそうでした。ここでまた私は、音楽の新しい喜びを見いだしてしまったのです。
(つづく)
今月の1本 Guild D25M (1979年代)
- 表板：マホガニー単板
- サイド、バック：マホガニー
- ネック：マホガニー
- 指板&ブリッジ：ローズウッド
※Guildのオール・マホガニー・モデル。アーチ状のバック構造で独特のサウンド !
成田在住のアコギマニア。自宅には数十本のアコースティックギターがひしめいている。
現在も首都圏を中心に全国ライブ活動中。
