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テニスのスイートスポットとは?

スイートスポット

ここに当たると気持ち良く球が打てる“甘い”スポットはココ!

テニスにスイートスポットがあるのをご存知でしょうか?テニスラケットはボールを打つ面にガットと呼ばれるストリングを張ります。一流のプロ選手などはシープガットといって羊の腸で造られたガットを張りますが、一般的には耐久性の良い合成ナイロンのガットを使います。このラケット面の中心より若干グリップ側にテニスのスイートスポットが存在します。即ちそこにボールが当たると体に負担のかからない快心のショットとなります。テニスの基本は、そのスポットにボールを当てて打つことなのです。ですから上手なプレーヤーのラケットは常にスイートスポットのみにボールが当たるので、その部分だけが黒ずんでいます!

野球は時速150kmのスピードで投げられた球をバットの芯に当てて打ち返します。でもテニスはそれよりも更に早い時速200kmにも及ぶボールを、左右上下どこに来るか分からない態勢からラケットを振り抜いて、スイートスポットにボールを当てて打ち返します。だからテニスは実に凄いスポーツなのです。スイートスポットに命中したボールは本当に気持ち良く打ち返され、スピードと重みの乗った球として相手を圧倒します。これこそテニスの醍醐味ではないでしょうか?

(文:中島 尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部