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各種ストロークごとに違うグリップを使ってみましょう

各種グリップ

各種グリップ

テニスラケットの「グリップ」には幾つかのスタイルがあります。最初に誰もが練習するのがフォアハンドですが、殆どのプレーヤーはまずイースタングリップでラケットをスイングすることを学びます。このグリップは握手をする感覚でラケットを握る為、シェークハンドグリップとも呼ばれています。またラケットが若干上向くコンチネンタルグリップもあり、一般的にはサービスやボレー等、手首の回転を多用するスイングで活用します。1980年代以降、特にフォアハンドを強打するため普及したウェスタングリップもあります。実はこのグリップこそ軟式テニスでは常用されているグリップであり、トップスピンをかけながらボールを打つことに適しているグリップです。このグリップを使うと自然な状態でもラケットの面が下を向き、前方に向かってボールを下からこすり上げるようなスウィングとなるため、強力なトップスピンがかかります。このようにテニスはストロークの種類によって臨機応変にグリップを変えなければならないため、それをマスターすることがレベルアップの条件となります。

(文:中島 尚彦)

© 日本シティジャーナル編集部